この時期に毎年リリースされるのが、「NFL TOP100」です。
僕のブログでもメイン記事として、かなりのボリュームがあるので書くのが結構たいへんなんですが、それでも年次ごとに切り取ると、どの選手が注目されるのかがわかって面白いんです。
さて、この「NFL top100」のリストはどのように作られてるのか。まとめてみました。
- 選手によって選ばれる「NFLトップ100」
- 各年度のトップ100、全体1位の一覧
- ファンによって選ばれる「プロボウル」枠112名
- アナリストや記者によって選ばれる「オールプロ」枠22名
- オールプロは1920年からの歴史があるリスト
- まとめ
選手によって選ばれる「NFLトップ100」
結論から書いちゃいましたが、トップ100に選ばれた人は、現役の選手が投票権(Vote)をもってます。選ぶ権利のある人は、来年シーズン現役で契約が残ってる人です。引退を決定した人や、契約が切れた人なんかは、権利がないわけですね。
このトップ100がスタートしたのは、今から8年前の2011年です。だいたい4月末頃か5月初旬に100番目の選手からリリースされていき、1ヶ月をかけてトップ1まで公開される運びです。(今年は7月22日スタートとちょっと遅いです)
これもまたオフシーズンでもファンを楽しませるために、リーグが用意した仕掛けの一つ。ファンをNFL畑から抜け出させないように、コミッショナーも色々商売上手です。
トップ100人に選ばれると、ファンからも注目浴びますし、テレビCMやスポンサー契約も結べます。そうすると選手は別口の収入を得ることができ、私生活は充実しますよね。
各年度のトップ100、全体1位の一覧
2011年トム・ブレイディ
2012年アーロン・ロジャーズ
2013年エイドリアン・ピーターソン
2014年ペイトン・マニング
2015年J.J.ワット
2016年キャム・ニュートン
2017年トム・ブレイディ
2018年トム・ブレイディ
と、やっぱりトム・ブレイディはすごい。8年間で3回も選ばれてる。ファン投票じゃなくて、選手からも高い評価を受けてるってのがやっぱりスゴイね。ブレイディは2011年から2018年まで8年連続選ばれてる。
ファンによって選ばれる「プロボウル」枠112名
かたや、スーパーボウルの前に開催される「プロボウル」。これはNFLファンの全員が投票権をもってるものです。ファンから選ばれた選手たちが、エキジビジョンでNFC AFCに分かれて対戦する。オールスター大運動会。それがプロボウル。
ヘルメットだけは、自分のチームのものを使いますが、毎年ジャージが変わります。NFCなら青色、AFCなら赤色のジャージを着用します。
例年はハワイで開催されてましたが、今年2019年はオーランドで開催がありました。1月に開催されるんで、なるべく暖かいところがいいですよね。ハワイに戻ってほしいなぁ。
プロボウルはNFC AFC合わせて112人が選ばれます。
アナリストや記者によって選ばれる「オールプロ」枠22名
ALL PROはもっと厳格なリストになります。プロボウルは単純なファン投票で、人数も多いほうがイベント的には盛り上がります。ですんでNFC,AFCともに56名が選ばれます。各ポジションで3名ずつって感じです。
しかし、こっちのオールプロは、NFC AFCの区別はなく、単純に「このポジションのナンバーワンは誰?」という基準で各ポジションに1人が選ばれます。しかも選考するのは、NFL解説で飯食ってるアナリストたちからですから、このリストはかなり玄人好みになります。
オールプロにはファーストチーム(一軍)とセカンドチーム(二軍)の合計22名ずつが選考されます。(全部で44人)ファーストチームのオールプロに選ばれたなら、それはもうかなりのレベルです。人気じゃなくて実力がスゴイって証拠です。
オールプロは1920年からの歴史があるリスト
AP通信オールプロリストは、実は今から100年ほど前からスタートしている歴史ある選考会。当時のリストはこちら。写真は一番最初のオールプロに選ばれたQBパディ・ドリスコール。デトロイト・ライオンズでプレイした選手です。
まとめ
①「NFLトップ100」は選手が選ぶリストで100人
②「プロボウル」はファンが選ぶリストで112人
③「オールプロ」は専門家が選ぶリストで22人
ということですね。トップ100の方がすごい感じがするけど、実はオールプロの方がすごいんだぞと。それだけ覚えておきましょう。