2010draft / 1st round / 5th pick / テネシー大学出身
これはスゴイ選手。トロイ・ポラマルを彷彿させるセーフティーです。チーフスが誇る至宝。ひょっとするとアレックス・スミスよりも大事な選手かも知れません。
エリック・ベリーは鷹か鷲みたい。とにかくスゴイ
優秀なDBはその存在感が際立つほど、そこにボールが飛んできません。しかしベリーはそれを逆手にとって穴を作るように擬態するんですね。QBがそれに騙されて、ボールが飛んできたところを、猛烈な速度でガブっ！と噛みつき獲物を頂戴する。まるで高高度から獲物を悠々と眺める猛禽類のよう。そんな偉大な選手がチーフスのエリック・ベリー。
NFLデビューから一貫してチーフスに在籍しています。キャリアトータル434タックル、5.5サック、14インターセプト、5タッチダウンと素晴らしい成績。
彼がチーフスと契約している、78M＄（6年）は現役セイフティの中でトップ。相当な高額選手です。それでも少しも惜しくはありません。なぜお前がそこにいる？とビックリするようなプレイを連発します。
彼については、こちらの記事もご参照ください。
エリック・ベリーの大学時代
ご覧の通り、優秀すぎて４年になる前にドラフトで名前を呼ばれました。大学3年のキャリアで、14回インターセプト、494ydsラン、3TD、241回タックル。素晴らしい成績ですね。
【Awards】
- 2007年 全米大学新人賞
- 2008年 ジム・ソープ賞ファイナリスト
- 2008年 最優秀DB賞（ジャック・タテューム賞）
- 2009年 同賞 2年連続受賞
- 2009年 最優秀ディフェンス賞ファイナリスト（ロット・インパクト賞）
- 2009年 最優秀選手賞（ジム・ソープ賞）
NFLキャリア
2010年 ルーキーでしたが、スターターとして16試合出場。早速プロボウルに選ばれました。チーフスからすると、ルーキーがプロボウルになったのは、LBのデリック・トーマス以来、チームのディフェンスに大きな影響を与えてくれました。このシーズンで4インターセプト77タックル、獅子奮迅の働きぶりでした。
しかし翌年2011年の9月11日、Week1でACL断裂。早速29日に外科手術をうけ、シーズンエンド。2012年には、見事復帰。プロボウルにも選ばれます。2014年にはブロンコス戦で足首の外側靭帯を損傷。8週間の欠場をします。
2015年、カムバック賞受賞。トップ100人55位にも選ばれます。2016年にはチーフスはフランチャイズタグをベリーにつけました。チームは地区優勝。プレイオフに進出。
2017年オフシーズン、2月28日に6年78m＄の大型契約を締結。セイーフティー界では歴代1位の契約でした。しかし9月のシーズン開幕戦、ペイトリオッツとの戦いで、アキレス腱断裂の怪我。またもシーズンエンドを迎えます。
エリック・ベリーは馬恐怖症？
4年目のブロンコス戦で足首から？とは関係なさそうですが、ベリーは馬が怖いらしい。チーフスのゲームオープニングで、マスコットの馬が登場してくるんだけど、もうそれが嫌で嫌で。「あれマジでやめない？」って直訴したこともあるそうです。
今でも馬対策には余念がありません。
かっこいいです！エリック・ベリー！
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