その1 チーフス圧勝! ルーキーRBカリーム・ハントが大活躍
背番号27、チーフスが投入したルーキーRBの彼は、トレド大学出身。2017年シーズンの開幕戦、第一プレイは、QBアレックス・スミスからハントへのハンドオフ。ランプレイでした。
そして、ハントはNFLデビュー第一プレイで、無様なことにファンブルしちゃった!トレド大学でもものすごい成果を出してきた選手だけに、この泥は屈辱的だったでしょう。
このままズルズルと調子があがらず終わるのか、と思いきや、目覚ましい活躍をみせてくれました。アンディーリードHCの采配もバシバシ決まり、ペイトリオッツDをとことんまで苦しめ、デビュー戦で1TD、ラッシュydsは148/G、Week1の稼ぎ頭となりました。
チームは第4Qで一挙大量得点を獲得。チーフスの圧勝となり、フォックスボロにあるジレット・スタジアムでは、本拠地ペイトリオッツのファンの落胆の声が響く結果となりました。
その2 6試合出場停止も乗り切った!カウボーイズRBエリオット&QBプレスコット
以前の記事で、元彼女であるポルノ女優とのdv事件があり、コミッショナーから開幕戦を含めて6試合の出場停止を命じられたRBエゼキエル・エリオット。しかし、本人を含めジェイソン・ギャレットHCはこれに猛反発の抗議。結果、ジャイアンツとの開幕戦に出場しました。
往年のRB、エミット・スミスを彷彿とさせる力強いラッシュ。そんじょそこらのタックルでは倒れないし、ボールをこぼすこともない。AVG4.3ヤードを走り、104ydsを稼ぎました。
もう、カウボーイズはトニー・ロモから、完全にプレスコット&エリオットのチームに塗り替わりました。オーディブルを多用し、ノーハドルも使う。インテリアラインからの信頼感も厚い。力強くチームを引っ張るQBプレスコットに生まれ変わってきました。今年のカウボーイズも強そうです!
その3 ヒューストンQBデショーン・ワトソン出場!
開幕戦スターターは「トム・サベージ!」って強く公言していたオブライエンHC。しかし、開幕戦の火蓋が切って落とされたら、サベージがサックされまくりのファンブルしまくりの散々な結果。
1Q 11:30にサックされ、2Qはなんと4サック、しかもあと1分というところでサックされたボールはジャクソンビルに奪われ、そのまま6ピック。前半だけで5サック。これはもうダメポ・・・
後半スタートして早速ルーキーQBとして大事に育てていくはずだったデショーン・ワトソンを投入。3Q9分あたりで、NFLデビューのタッチダウンを記録!このQBいま流行りのムーバブル・タイプ。とにかく動く動く。ダラスQBのプレスコットにプレイスタイルが少し似てる感じがしますね。
しかしデショーン・ワトソンもやはりルーキー、4Q開始早々サックされ、ボールをファンブルしターンオーバー。6分過ぎにはミドルパスを39番FSのギプソンにインターセプトされ、あわや6ピック食らいそうになりますが、QB自らタックルして水際で止めてました。
その4 ベンガルズに完封勝ち!ボルチモア・レイブンズ
ボルチモアがとにかく強かった!というよりも、どうしたQBアンディ・ダルトンのパフォーマンスが悪すぎたんじゃないだろうか。
前半2回インターセプト、しかもレッドゾーンでの得点チャンスにインターセプトは本当に残念すぎる。完全にQBの責任だと思うパスでした。後半でも1ファンブルターンオーバー、1インターセプト。ルーキーWRジョン・ロスもいまいちのようでしたね。ベンガルズのオフェンスは、エースレシーバーのAJグリーンが頑張ってた感じ。
片やレイブンズ、とにかくオフェンスラインが完璧に勝利。そしてディフェンスでも最強。RBのランプレイもバシバシ通るし、合わせてフラッコのパスも決まりだす。ベンガルズのディフェンスはもう完全に後手後手に回ってて、やりたい放題のゴールデンタイムがあった。ちょっとベンガルズ、今年も弱いな。
その5 ラムズ完全勝利!強い!
ジャレッド・ゴフの2年目が始まった!鳴り物入りでNFLにデビューしたQB、やっとNFL勝利を手に入れました。それにしても、ゲームはラムズがコルツを終始圧倒する展開。CBのトルメイン・ジョンソンのインターセプト・タッチダウン。
2Q中盤のゴフのTDパスは素晴らしかったし、ガーリーのグランドアタックもTD!LBのロバート・クインもサック炸裂。これは観てて気持ち良かった。史上最年少HCとゴフの快進撃!今年は楽しみにしています。
その6 ブロンコス辛くも勝利
前半戦はQBトレバー・シーミアンがホームアドバンテージを存分に使い、安定したクォーターバッキングを見せていましたが、後半に入りインターセプトやサックが発生、ディフェンスでもミスが目立ちだしました。
片やチャージャーズは最後の最後まであきらめず、ディフェンスのDEジョーイ・ボッサ、LBメルビン・イングラムの容赦ないプレッシャーがすごかった。結局4Q残り8秒、最後の30YFGをチャージャーズが外し、24-21 辛くもブロンコスの勝利でした。
しかし、ホームゲームでこの試合展開ならブロンコスはマズイですね。これからのチャージャーズに期待したいところです。プレイオフはチャージャーズが行くかもしれないですね。
その7 眠りから覚めたQBサム・ブラッドフォード
バイキングスに昨年から正QBとして鎮座しているサムブラッドフォード。昨年はそれほどというプレイ内容でしたが、開幕戦のセインツ戦ではバッキバキに決まってました。以前は結構固いプレイをする印象の選手でしたが、今回では面白いほど「攻める」プレイが多かった。特にWRが取れるかどうかっていうギリギリのところを狙う、「あとはWR次第です」みたいな、ちょっとワガママなプレイをしてくれていて、それがバイキングスのWR陣を大きく覚醒させ、オフェンスバシバシ決まりました。
片や古巣バイキングスと対決で、スーパープレイが飛び出すことかと期待していたRBエイドリアン・ピーターソンですが、セインツのオフェンスには今ひとつフィットせず。いいところ見せないままゲームが終了。HCのショーン・ペイトンとのサイドラインでケンカしちゃってるし、ニュースじゃ「APの仕事はセインツにあるのか?」とかいじられる始末。殿堂入り間違い無しと騒がれるRBをトレードしたのに、1試合で18ydsだもんね。こりゃストレスも貯まるんでしょね。
「こりゃ今年のバイキングスは結構いいところまで行くかも?」と思った矢先、QBサム・ブラッドフォード、膝を怪我したとか。もう、なんだよこの役立たず。week2は欠場するみたいな話もあり、やっぱりコイツ信用ならんなというゲームでした。
その8 今年は一味ちがうかも?ブラウンズ
万年最下位のイメージが強いブラウンズ。DEマイルズ・ギャレット、Sジャブリル・ペッパー、TEデヴィッド・ニョークという大型新人をドラフトで補強し、そしてQBデショーン・カイザーを獲得。チーム力がどれほど変化したかが目下注目の話題でした。
ゲームが始まると、ブラウンズスペシャルチームのパントミスから、スティーラーズデフェンスによるタッチダウンから幕開け。あらあら、今年もこんな感じかねと不安な始まり。ルーキーQBカイザーも同じくスティーラーズDルーキーLBのTJワットにガッツリサックされます。1Qで2サックを浴びせられるものの、ブリッツしてくるLBを華麗に交わしミドルパス連発。昨年はなかなかタッチダウンできなかったですが、今年は開幕戦1QでTD達成。しかも鉄のカーテン相手に!
ゲームは2ポゼッション差を追いかけるブラウンズという展開でした。4Qに21-18まで迫りましたが、やはりスティーラーズは強かったですね。アントニオ・ブラウンは変わらず素晴らしく、カイザーは結局5sack 1int。体細いから怪我とかしないか心配ですね。