待ちに待ったNFL2017シーズンが、日本時間で9月8日朝9時30分より開始です。現地時間は2017年9月7日20:30(est time)ですね。
さて、その前に、もう一度NFLのおさらいをしておきましょう。
- チームの数は32
- チームの分布図
- 16試合でレギュラーシーズン完結、そのあとプレーオフ
- 各チームの特徴
- 各チームの監督
- ゲームの流れについて
- 得点パターン
- 基本反則行為
- ポジション説明オフェンス編
- ポジション説明ディフェンス編
- まとめ
チームの数は32
NFCとAFCという二つのカンファレンスに16チームずつ分かれています。そして、それぞれのカンファレンスで東西南北の4つの地区に4チームずつ振り分けられています。
日本のプロ野球でいう「セ・リーグ」「パ・リーグ」のようなものですね。球団数が多いもので、そこからさらに4分割してるんですね。
チームの分布図
いやー、シアトルが遠い!シーホークスで試合する時は、さぞかし寒いんでしょうね。「シアトル=ほぼバンクーバー」「マイアミ=ほぼパナマ」だもんね。アメリカ広いわ。
16試合でレギュラーシーズン完結、そのあとプレーオフ
レギュラーシーズンはたったの16試合しかありません。32チームあって、16試合しかない。で、同カンファレンスの同地区での対戦は、ホーム・アウェイの2試合を必ずやりますので、6試合は同地区対戦です。
その他の10試合は、カンファレンスも違うチームとの対戦も組まれます。地区外での対決はすべて一度限りのスペシャルマッチとなります。見逃すと来年まで、いや来年も組まれないかも知れない。そんな希少価値のあるゲームになるんですね。
これは、今シーズンのペイトリオッツのスケジュールですが、黄色が同地区対決。白が違うカンファレンスの対戦です。16試合のうち6試合は同地区のドルフィンズ、ジェッツ、ビルズとのホームアウェイ戦。4試合はNFC南地区との対戦。6試合は同カンファレンス地区外。というカードになってますね。
各チームの特徴
書くと長いので、この記事カテゴリにジャンプして、記事をご覧下さい。
各チームの監督
これもまとめてますので、ご覧ください。
ゲームの流れについて
ゲームの時間
15分1Q×4の全部で60分4Q制度。ハーフタイムと試合終了の2分前に、「2 mitutes warning」といって、時計がストップする。
攻撃 「シリーズ」 「ダウン」
オフェンスチームは、4回の攻撃権の中で10ヤードすすめたら、攻撃権がリセットされる。できなかったら、その地点から攻撃権が相手チームに代わる。4回攻撃権のワンセットを「シリーズ」と呼ぶ。そんで一度の攻撃を「ダウン」と呼ぶ。4thダウン1シリーズとなります。でも大体は3回の攻撃で10ヤード進めないとチェンジです。
ハドル
次の攻撃を始める前にオフェンスチームが集まって、QBから連絡事項を聞いてる状態。当然、この間も時計の針は動いているので、試合終了間際になると、「ノーハドル」でQBからは、暗号をいうだけでプレイを進める荒行もある。ディフェンスチームも一息つけないので、あたふたすることがある。
第51回スーパーボウルでの試合終盤、ペイトリオッツはとことんノーハドルで時間を使わずゲームを進め、逆転した。
パント
もし仮に、ボール位置が自分のエンドゾーンから近い場合、4thダウンで10ヤード獲得できなければ、相手に得点チャンスとなる。だから、おおよその場合、4度目の攻撃の際は「パント」といって、ボールを前に進めることはあきらめて、ボールを相手陣地深くに蹴る。パントをした時点で、攻撃権は相手にわたります。
得点パターン
タッチダウン(+6点)
ボールをもって敵陣エンドゾーンに入ったら、6ポイント得点。一番いいやつね。エンドゾーンでパスキャッチしてもok。ラグビーみたいに、ボールを地面にドンと着かなくて良い。一瞬だけでもボールが中に入れば成立。
トライフォーポイント(+1点)(もしくはエキストラ・ポイント)
タッチダウンのあとに、もう一度ボーナス得点チャンスがあります。ボールを蹴って、ポールの間に入れば1点。
2ポイント・コンバージョン(+2点)
タッチダウンのあとのボーナスチャンスで、ボールを蹴らずに、ボールを持った状態でもう一度エンドゾーンに入る。ボール蹴るより難しいから2点。
フィールドゴール(+3点)
タッチダウンの前に、ボールを蹴ってポールの間に入れたら3点。NFLだと60ヤードフィールドゴールとかっていうウルトラ神業が極稀に見れる。
ちなみに、NFLではキックするチームをスペシャルチームと呼びます。アメリカでは、キッカーは「なりたくない職業ランキング」でTOP10に入るほどです。それくらい外したらダメだぞ!ってプレッシャーがすごい。
セイフティ(▲2点)
オフェンスがボールを持った状態で、自陣エンドゾーンでタックルされちゃったとき。相手チームに2点得点。あんまりないけど、サッカーでいう自殺点みたいなもの。
基本反則行為
フォルススタート(▲10yds)
センターがボールをスナップするまでに、オフェンスチームが動いちゃうこと。上のGIFはオフサイドっぽいかもしれんね。
フォールディング(▲10yds)
ブロッカーがディフェンス選手をつかんだり、ひっぱったりすること。
ディレイ・オブ・ザ・ゲーム(▲5yds)
ボールデッドから40秒、もしくは審判がはいどうぞと言ってから25秒を超えてもプレイが再開しないこと。
オフサイド(▲5yds)
センターがボールをスナップする前に、ディフェンスチームがスクリメージラインを飛び越えてしまうこと。
パスインターフェア(▲15yds)
ボールをキャッチしようとしているレシーバーをひっぱったりして、直接邪魔すること。危険だし姑息な行為だから15Ydsというでかいペナルティ。
ポジション説明オフェンス編
QB(クォーターバック)
チームの司令塔。作戦を立て、戦術を伝え、ゲームをメイクする。
C(センター)、T(タックル)、G(ガード)
総じてオフェンスラインと呼ぶ。センターが中央で、右左の合計5名でインテリア・ラインと呼ぶ。デブででかけりゃOKみたいなイメージですが、賢さとクイックに動く素早さが必要。そして我慢強さも。アメリカではこの5人のことを「ミスターフットボール」と呼ぶ。
RB(ランニングバック)
ボールをキャリーして運ぶ。ランプレイ。身長よりもごつくて当たり負けしないパワー。急に方向転換できる俊敏性をもっている。
WR(ワイド・レシーバー)
パスキャッチするひと。背が高く足が速い人が多い。
TE(タイト・エンド)
ラインでありながら、パスキャッチもするし、ブロッカーもする。ユーティリティプレイヤー。背がでかくで体格のいい人が多い。
ポジション説明ディフェンス編
DT(ディフェンス・タックル)DE(ディフェンス・エンド)
ディフェンス・ラインと呼びます。強烈なパワーをもっていて、ディフェンスの中では最重要ポイントと呼んでいい。チームの花形選手。
LB(ラインバッカー)
ラインに比べると体格は引けを取るが、その分スピードが必要。パスカバー、ランカバー、ブリッツ、などなど、すべての仕事をする選手。
CB(コーナーバック)、S(セーフティ)
総じてDB(ディフェンス・バック)といいます。特にCBや、SSは運動能力が最も長けた選手がなることが多い。足の速さ、敏捷性、反射神経、視野の広さ、ジャンプ力、スタミナ、賢さ、タックルのうまさ、これらすべての能力が高い次元でそろってるのが、DB。
まとめ
さて、これでおさらいは完了です。あとはゲームを楽しむのみ!さぁ来年の2月のスーパーボウル52thまで、どっぷりアメフトにハマりましょう!!!