NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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RBカルヴィン・オースティン「40yds4.32秒,メンフィスの雑草魂」

Five Fast Facts: Calvin Austin III

Calvin Austin III(カルビン・オースティン3世)です。 身長170cm台の小さな体で、巨漢たちを置き去りにするスピードスター。2025年シーズンの今、彼はまさに「契約最終年」の勝負をかけています。2024年のブレイクから現在の立ち位置まで、熱い情報をまとめました。


1. 選手プロフィール

Calvin Austin III Credits a Steelers Coach for Punt Return TD, But It Isn't  Mike Tomlin - The SportsRush

  • 名前: Calvin Austin III / カルビン・オースティン3世

  • 所属: Pittsburgh Steelers(ピッツバーグ・スティーラーズ) / WR・PR(パントリターナー) / 背番号19

  • 身体: 172cm / 73kg / 26歳(1999年3月24日生まれ)

  • 経歴:

    • メンフィス大学(University of Memphis)

    • 2022年 ドラフト4巡目(全体138位)

    • 2022-現在: Pittsburgh Steelers

2. プレースタイルと現状(2025年版)

  • 「ジェット機」のような加速力: 彼の武器はなんといっても40ヤード4.32秒の爆速です。特に「ゼロからトップスピード」に乗るまでの時間が異常に短く、ジェット・スウィープ(Jet Sweep)やスクリーンパスでボールを持たせると、一瞬で守備陣の裏へ抜けていきます。身長172cmはNFL最小クラスですが、その分ターゲットが小さく、タックルをスルスルと抜ける「忍者」のような動きを見せます。

Can't-Miss Play: Calvin Austin III shows off 4.32 speed on 72-yard TD bomb

  • 2025年シーズンの現在地: 現在は「WR3(3番手レシーバー)」兼「スペシャルチームのエース」として定着しています。 第13週(11月末)時点でのスタッツは、レシーブ26回、278ヤード、2TD。爆発的な数字ではありませんが、限られたチャンスで確実にビッグプレーを起こす「飛び道具」としての信頼は厚いです。特に今シーズンはキャッチ率が向上しており、以前のような「速いだけ」の選手から脱皮しつつあります。

Alumnus Calvin Austin III Named AFC Player of the Week -

  • 契約最終年のプレッシャー: 2025年はルーキー契約の最終年(4年目)です。年俸は約110万ドル(約1.6億円)とNFLでは格安。来季の大型契約を勝ち取るため、毎試合がオーディションのような必死さがプレーから伝わってきます。

3. 現地ネタ・裏話・ゴシップ

Calvin Austin catapults downfield for a 73-yard punt return for the  Pittsburgh Steelers against the New York Giants in Week 8 of the NFL.

  • 伝説の「マンデーナイト」ジャイアンツ戦: ファンの間で語り草になっているのが、昨シーズン(2024年)第8週のジャイアンツ戦です。全米中継されたマンデーナイト・フットボールで、73ヤードのパントリターンTDを決め、さらにその直後にTDレシーブも記録。 「マンデーナイトでパントリターンTDとレシーブTDの両方を決めた」のは過去20年でデズ・ブライアントら3人しかいない快挙でした。この試合で彼は「スティーラーズにオースティンあり」を全米に知らしめました。

Calvin Austin III from Memphis walk on to Pittsburgh Steelers NFL Draft Pick

  • メンフィスが生んだ「雑草魂」: 彼は地元メンフィス大学出身ですが、最初は奨学金のない「ウォークオン(一般入部)」からスタートしました。高校時代は陸上のスターでしたが、アメフトでは「小さすぎる」と全く相手にされなかったのです。そこからチームMVPまで登り詰め、NFL入りを果たした経歴は、映画『ルディ』のような感動ストーリーとして地元では有名です。

Steelers-Jets reaction: Calvin Austin III on silencing critics with HUGE  day, Aaron Rodgers lessons

  • ロッカールームの「弟キャラ」: チームメイト(特にT.J.ワットなどのディフェンス陣)からは「リトル・ブラザー」として可愛がられています。しかし練習では、その小ささとスピードでDB(ディフェンスバック)を翻弄するため、「あいつを捕まえるのはハエを箸で掴むようなもんだ」と嫌がられています。ロジャースも彼のスピードを信頼しており、崩れたプレーでの「最後の逃げ道」として彼を探す癖がついています。