NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFLドラフト2023】期待の新人CBたち

今回はコーナーバックについてです。昔ダレル・リーヴィスという選手がいまして、彼はあまりにもプレイがうますぎて、彼の担当するエリアにQBが投げられないほどでした。

 

そういうCBの選手をシャットダウンコーナーっていいます。そんなことができると、D#はめちゃくちゃ楽になるんですね。そちらはその人にお任せして、残りの10人で残りのエリアに密集できるので、結果D#は強くなるわけです。

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すごいコーナーバックってのは、フィールド全体を支配する存在なんですね。だから大枚はたいて集めるわけです。さてさて、今年はどんな選手がいるのでしょうか。

 

NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ!

CB デヴォン・ウィザースプーン

サイズ:183cm 82kg
出身:フロリダ州ペンサコーラ
大学:イリノイ大学

マンカバレッジスキルにたけていて、フィールド全体に影響を与える脅威のある選手です。性格が非常に好戦的で、タックルすることにウズウズしているビッグヒッターです。

そんな彼ですがアメフト始めたのは、高校3年生のころらしい。すごい素質ですね。まだ経験が浅いこともあり、伸びしろの部分でも期待ができそうです。

CB クリスチャン・ゴンザレス

サイズ:188cm 91kg
出身:テキサス州カロルトン
大学:オレゴン ダックス

コロンビア人ルーツのアスリート一家に生まれた人。お父さんはテキサス大学エルパソ校でバスケで有名で、メリッサとサマンサの二人の姉妹は陸上でオールアメリカン。

最初の2シーズンは、コロラド大学でプレイ。その後ラストシーズンで、オレゴン大学に移籍。背も高くマンカバレッジ能力も高いので、マンツーマンの勝負なら負けないほど。まさにフィールドの半分を支配する選手です。NFLに入ってもすぐ活躍するし、きっとすぐにプロボウルに選ばれるでしょう。

CB キャム・スミス

サイズ:183cm 85kg
出身:サウスカロライナ州バイザウッド
大学:サウスカロライナ ゲームコックス

ウィザースプーンに負けず劣らず攻撃的な選手。フィジカルも強く自信満々でプレイする。大学時代はほぼ全て、相手のNO1レシーバーとマッチアップしてほとんど負けなかった人です。

見どころはやっぱりタックル。ボールキャリアの足を奪うほどの激しくいく、思い切りの良さは最高にかっこいい。

CB ジョーイ・ポーター

サイズ:188cm 88kg
出身:カリフォルニア州ベーカーズフィールド
大学:ペンステート ニッタニーライオンズ

お父さんはNFLで13年間プレイしてきたラインバッカーでした。スティーラーズ#55のジョーイ・ポッターといえば記憶にある人もいるはず。その息子さんです。当然ですが、LBの親父なので息子にタックルはめちゃくちゃ教えてます。

背が高く、リーチが長いので、ボールの競り合いにも強い。またプレスする技術とタイミングもあるので、タックルするのが上手です。しかし、少々腰が高い傾向があり、カットバックやルートランのうまいWRには、少しだけ苦戦するかもです。プロ入り後は基本のペダルの訓練をミッチリやって、もう一つ上のレベルになる必要があるみたい。

CB デオンテ・バンクス

サイズ:188cm 93kg
出身:メリーランド州ボルチモア
大学:メリーランド

1年生からゲームに出場してて、トータル30試合の経験値があるってのは良いポイント。ただ2021年に怪我をしてます。2022年はスターターに復帰し、合計38回のタックル、8回のパスD#、1回インターセプトと、いい活躍をしてます。

懸念点とすると、やっぱり2021年の怪我ですね。それとトップスピードでちょっと不安がある。スピード・キングのWRとマッチアップすると、後ろ抜かれないためにスペースを確保する必要があるので怖いですね。

CB エマニュエル・フォーブス

サイズ:183cm 82kg
出身:ミシシッピ州グレナダ
大学:ミシシッピ州立

四つ星評価を受けてた人。なんと兄弟は10人もいるという大家族なので、赤ちゃんのころから競争力を発揮してきた人ですね。高校時代はバスケ、野球、アメフトなどで活躍。特にキャッチングセンスが良くって、WRでもCBでも活躍してきた人です。

負けん気の強さはプロで成功する大事なファクターです。タックラーとしてのメンタリティは十分です。フィジカルのレベルアップ、技術の向上、様々な面で訓練が必要ですが、練習にも熱心な性格のため安心かなーと。

CB ケリー・リンゴ

サイズ:188cm 95kg
出身:ワシントン州タコマ
大学:ジョージア ブルドッグス

高校時代は五つ星評価でオールアメリカンに選ばれ、同世代では最高のコーナーバックと評価された人です。また陸上競技で100mを10.43秒で走るという世界クラスのフィジカルをもってます。

なので、アウトサイドにセットするWRに縦方向で走り負けることが、めったにありません。ゾーンカバーがうまく、ボールへの反応が早いので、オープンでもQBは安心して投げられない。

だけども急な方向転換やスタート・ストップの能力はちょっと弱い。なので相性の悪いWRはいますね。このあたりがプロで訓練が必要なところみたいです。

CB イーライ・リックス

サイズ:188cm 82kg
出身:CAランチョクカモンガ
大学:アラバマ クリムゾンタイド

アラバマ大学にいくまえは、LSUタイガースでプレイしてた選手。その2年間でもハイレベルで、5回のインターセプトに6回のパスD#を記録してます。3年生のころアラバマへ移籍することになりましたが、Week8のミシシッピ州立大学選まで、彼は出場の機会が得られませんでした。今でも原因は不明のようです。

高いフットボールIQをもっているので、O#を読む力もあり、本能的にも相手を読む力が強い。昔のリチャード・シャーマンみたいな感じもあるみたい。

だけど課題点とすると縦方向の速度です。縦のスピードで勝負してくるスピードタイプのWRには少々苦戦しています。勘がするどいのはいいとこなんですが、ヤマが外れると大火傷ってのもありますよね。

CB クラーク・フィリップス三世

サイズ:180cm 92kg
出身:CA レイクウッド
大学:ユタ ユーツ

オハイオ州立大学バッカイズでプレイしてきた選手。ユタ大学に移籍してからトップCBと評価されるようになりました。2022年はPACカンファレンスの最優秀ディフェンシブプレイヤーに選ばれてます。

非常に練習熱心、研究熱心で日々改善の努力を惜しまない献身的な性格。そこはNFLのコーチは高く評価するでしょう。チームから期待されることに応える人だと思います。

しかし少々身長が低い。その割に体重がでかい。理想的な体格かと言われると、少しだけですが疑問符がでるようです。特に身長でしょうね。でも競争力があるのは大きな利点です。

CB ギャレット・ウィリアムス

サイズ:183cm 86kg
出身:NC シャーロット
大学:シラキュース オレンジ

高校でアメフトと陸上を経験して、シラキュース大学に進学してすぐにフレッシュマンオールスターに選出された人。2021年にもACCのオールスターになりましたが、2022年にACL負傷のため7試合欠場しています。

フィジカルが強くアグレッシブな性格のため、どんなシーンでも積極的にプレイするタイプ。直感的・反応的な運動能力の高さには多くの魅力があります。

しかし、イケイケ気質のため、不用意なミスもいくつかあるようです。自律心と冷静なゲームコントロールが今後の課題のようです。ただやっぱりACLやってますからね。その辺も気になります。

 

CB タイリーク・スティーブンソン

サイズ:183cm 97kg
出身:FL マイアミ
大学:マイアミ ハリケーンズ

ジョージアブルドッグスで2年勘在籍し、24試合に出場してる経験があります。しかしスターターとして出たのは4試合だけで、その後マイアミ大学に転校を決意します。

ハリケーンズに移籍してから、より自信をもって思い切りよくプレイするようになったようです。やっぱり背水の陣てことでしょうかね。体のサイズもでかいので、それもうまく活きたみたいです。フィジカルを生かした攻撃的なタックラーとして相手に怖がられた選手ですね。

ただオープンフィールドでタックルするときに、ひらひらと躱されることもあり、ランアフターキャッチで大きくゲインされたこともありました。今後の課題は、直線的な動きだけでなく滑らかな動きで相手の逃げ道を防ぐような技術が必要ですね。