いよいよ明日はスーパーボウルです!非常に楽しみ。
ゲームとは関係ない話ですが、今回はコマーシャルについてです。毎年、噂にあがるのが、初競りのマグロの価格と、スーパーボウルの広告費用です。これについて記事にしてます。
さぁ明日は楽しみましょう!
- 今年のスーパーボウル広告の単価は?
- 過去から現在、広告単価の推移
- スーパーボウルにはいくつの広告が流れる?
- 長い広告と短い広告
- ワースト広告とオモシロ広告
- 男女差別について炎上したCMをいくつか
- スーパーボウルベイビーという定番企画
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今年のスーパーボウル広告の単価は?
今年FOXが発表した金額は、30秒間$7M(≒9億円)です!ひぇえぇぇ!!!
2020年にFOXが担当した時は、30秒間$5.5Mだったので、ずいぶん値上がりしましたね。たった2年間で25%も上昇しています。
過去から現在、広告単価の推移
わかりやすいかな。グラフにしてみました。現在30秒で7ミリオンドル(≒9億円)で、一昨年の5.5ミリオンから比較してずいぶん巨額になりました。
2013 | $3,800,000 |
2014 | $4,000,000 |
2015 | $4,250,000 |
2016 | $4,500,000 |
2017 | $5,000,000 |
2018 | $5,200,000 |
2019 | $5,300,000 |
2020 | $5,600,000 |
2021 | $5,500,000 |
2022 | $6,500,000 |
2023 | $7,000,000 |
この10年を見ると、$4Mレンジ、$5Mレンジ時代があります。昨年2022年$6.5Mとバコンと跳ね上がってます。流れ的に$6Mのレンジを漂うはずでしたが、一気に$7Mにジャンプアップ。国内物価が急上昇している影響ですね。
スーパーボウルにはいくつの広告が流れる?
これもおよそ、という話ですが、50本から100本ほどと言われます。
アメフトはゲームがいちいちストップするスポーツですから、その度々にCMが入れられます。テレビと親和性が高く、広告収入の枠が大きくなる理由です。アメフトの成長の背中を押してるのはCMも大きい。
1本大体30秒として、100本ですと3000秒。時間にすると50分です。放送時間4時間のうち、およそ1時間はテレビ広告をみているという計算。そりゃなかなかのものですね。
長い広告と短い広告
広告枠は30秒に限りません。多分、15秒を一枠で売買しているように見えます。
15秒:日用品とかお菓子とかのファニーCM
30秒:ちょっと高級だったりする製品のCM
45秒:哲学的で政治的な企業イメージのCM
みたいな分け方になってるように見えます。
当然長くなればなるほど値段があがります。そして45秒も画面を飽きずに見せるには、プロットから細かい所まで相当作り込みが必要です。なので、ワールドカンパニーばかりの舞台になりますよね。
ワースト広告とオモシロ広告
こっちは2年前の面白かったCMの抜粋ビデオです。
こっちは過去のワースト広告トップ10のリスト。特に「GoDaddy com」のは炎上したらしいですね。興味ある人はYou Tubeなどで詳しく検索してみてね。
男女差別について炎上したCMをいくつか
これはフールーの作品のCM。未来アメリカがディストピアになってるSF作品で、女性たちは産む機械になっていて、という作品ですね。支配階級の白人男性と寄生虫のように群がる女子という極端な構図を描いて、政権に対するアンチテーゼを示しているわけ。アメリカが注目している舞台でこれを流す度胸が気に入った!ということで、「やるじゃんHulu!契約するよ!」と炎上大成功になったCMです。
アウディのCM「DD」は、キッズカーレースで同級生の男の子をボコボコに倒す娘が流れます。娘の興奮する姿と裏腹に、父の心中は暗く映ります。
「子供の頃は差がなくても、大人になったら男が上なんだ」
「この子にそんな事実が言えるか?」
「アウディはそんな世界をなくしたい」
というメッセージCMです。ですけど、世間の反応は
「こりゃ綺麗事言うんじゃないよアウディ」
「まずお前のところから是正しろ」
「そもそも取締役に女性おらんやんけ」
と大変炎上しました。
スーパーボウルベイビーという定番企画
アメリカでは、スーパーボウルの日は全員が楽しみます。スーパーボウル・パーティーと大して皆があつまります。当然男女も。
そして勝利したチームを応援していたカップルは、興奮が冷めやらず、そのままベッドイン。朝まで別のゲームを展開するわけです。
そして9ヶ月後に生まれた子どもたちのことを「スーパーボウルベイビー」と呼ぶわけですね。スーパーボウルのCMでいつも、昨年生まれた子どもたちが流れます。
このCMは過去のスーパーボウルベイビー達を集めてコーラスを作ったやつです。当然大人になってる人もいますね。残念ながら、ブラウンズ、ジャガーズ、テキサンズ、ライオンズには、ベイビーがいないわけです。チェックしてみて下さい。
日本でいう日テレがやってる「めばえ」と同じような企画ですね。
アメリカのほうは「この日にパパとママは☓☓☓☓したんやで」というメッセージでもありまして。大きくなった思春期の子どもは、「両親がやった日を教えられるのはキモイ。キモすぎる」と評判悪いのもチラホラ。