さて、HC紹介は今回の記事で最後になります。ラストはAFCの西地区・南地区です。
(西地区)デンバー・ブロンコス
ヘッドコーチは、ビックファンジオ。2019年から着任し、今年3年目になります。戦績は正直中の下といったところで、12章20敗で、負け越ししてます。
サンフランシスコ、シカゴベアーズでディフェンシブコーディネーターをしてきた経験があり、ディフェンスには定評のある指導者です。しかしながらブロンコスではあまり勝利してません。
今期のドラフトで新しいQBがゲットできれば、チーム大きく変わると思います。その時このヘッドコーチがどのようにリードしていくかが興味津々です。
(西地区)カンザスシティ・チーフス
チーフスのヘッドコーチは、ご存知アンディリードです。現在NFLのコーチの中でも、ベルベルチックに並ぶほどの戦績を繰り広げてきた人物で、数々の指導者を世に輩出してきた人物でもあります。
NFLでは、フィラデルフィアイーグルスでもヘッドコーチをしてきており、ゲームに勝利するだけでなく、選手から父親のように慕われているところもあり、大変な人格者でもあります。
チーフスでは2019年、スーパーボール優勝。2020年にスーパーボール出場と素晴らしい成績を残しています。2021年も期待大です。
(西地区)ラスベガス・レイダース
HCはジョン・グルーデン。2018年からチームに着任して、レイダースHC歴は4年目に突入です。
2018年からグルーデンとGMはチーム改革に大車輪。だけども戦績は今ひとつ伸びません。この3年で19勝29敗と勝率4割を切っています。
グルーデンはHCの経験が結構長い人です。最初は1998年からの4年間、同じレイダースで指導してきました。その後は、タンパベイ・バッカニアーズのHCとして2002-2008年の7年間過ごしてきています。
タンパ時代にスーパーボウルを優勝しているわけで 、彼の手腕がダメというのは一概には言えない感じもあります。
(西地区)ロサンゼルス・チャージャーズ
ここは2016年からHCをしていたアンソニー・リンが2020年を最後に退陣しました。
そして2021年からは、新HC着任。その名はブランドン・ステイリーさん。年齢は38歳です。実はこの人のこと、ほとんど知らないんで、ちょっと調べてみました。
このひと、24歳のときに「ホジキンリンパ腫」という癌にかかっています。RBのジェームズ・コナーもかかっていた病気ですね。化学療法、まぁつまり抗がん剤治療によって現在は完治しているようですが、なかなかの修羅場をくぐってきてる人ですね。
病気から復帰して、2017年からNFLのコーチとしてプロ生活をスタート。最初はベアーズのLBコーチをしてました。当時のHCが3年連続地区最下位だったジョン・フォックスさんでしたね。その後現在のHCヴィック・ハンジオのもとでコーチしています。
2019年にはブロンコスでもLBコーチしてます。この年のブロンコスもいまいち強くなかったですね。
2020年にはラムズでついにDCに。コーディネーター担当できるのは相当な実力。その後1年だけで、チャージャーズからオファーを受けて、初のHCになったですね。
(南地区)ヒューストン・テキサンズ
こちらは、今年からヘッドコーチが新しい人に変わりました。ヘッドコーチはデビット・カリーさん。年齢は65歳でテネシー州出身です。
ビルズとレイヴンズでパッシングゲームコーディネーター、QBコーチを担当してきた人物で、オフェンスゲームには定評があります。しかしながらどちらも優秀なQBがいました。
なにせ、テキサンズといえば主力陣のほとんどが首脳陣と喧嘩して、離脱状態です。ホプキンスが2019年、2021年にはQBワトソンがいなくなると言われてます。将棋で言えば飛車角落ちの金なし。
そんなボロボロの状態でチームを再建するHCは、色々大変だと思いますよ。こちらも今回のドラフトで、どのような人物を選択するかによって成績が大きく変わると思います。
(南地区)インディアナポリス・コルツ
HCはフランク・ライク。彼も超優秀とされる指導者ですよね。2018年からHC着任して3年が経過。勝率五割六部というところです。
今年度は新QBにカーソン・ウェンツをいれましたね。大学時代の背番号2番をつけて、心機一転です。彼を軸にすることでコルツは安定したチームビルディングを設計できます。問題は怪我だけですね。
ライクHCは、現役時代はNFLで14年QBをしてきた人です。ビルズ最強時代のQBジム・ケリーの控えとしてプレイしてきた人。
プロになってからは、その経験を活かし、WRコーチ、QBコーチを経て、OCを担当してきた人です。そもそもカーソン・ウェンツを2位指名したのがイーグルス。その時OCをしていたのが、フランク・ライクです。ウェンツを育成するにはピッタリな相性になりそうです。
(南地区)ジャクソンビル・ジャガーズ
きました!!!!大変革しそうな期待のチーム。HCは、なんとあの、アーバン・メイヤーです!
オハイオ州立大学のHCとして、2018年までの7年間活躍してきました。2014年には見事に全米制覇した経験があります。その後もオハイオ州立大学はずっと強いです。
しかしNFLでのコーチ経験が一度もありません。アシスタントしたこともないので、いきなりHCというのはどうなのかなという見方もかなりありまして、心配されてる部分が強くありますね。
でもでも。2020年のジャガーズの戦績は過去最低の1勝15敗。10年間チームを指揮してきたHCダグ・マローンは、10年のうち9年を二桁負けのシーズンを過ごしてきてます。これは解任されても仕方ない。むしろ遅かったぐらい。こんな状況だから、アーバン・メイヤーに何とかしてくれ!!!って頼んだんでしょうね。
(南地区)テネシー・タイタンズ
こちら、HCはマイク・ブラベル(もしくはブレイベル)。2018年から指導者に着任して、31勝21敗。ほぼ6割の勝率ですね。これは結構評価されてよかろうと思います。
でもま、タイタンズはRBデリック・ヘンリーがバカ強い。彼がここまで成績を伸ばせるってのは、やっぱりオフェンスラインが強いんですよね。
2020年はシーズンでれなかったけど、やっぱりこのチームの要はテイラー・ルワンでしょうね。かれはまだ29歳です。これからまだまだタイタンズの中心人物として、輝いていくでしょう。
まとめ
さて、これにてヘッドコーチ紹介2021年編は終了します。次からはいよいよドラフトに向けて、チームがどのように変化をしようとしているか。ニュースをおっかけて紹介していきたいと思います。