さてスーパーボウルも終わり、完全なるオフシーズンに突入しました。
オフシーズン、、、試合がなくて面白くないよね。
いやいや、そんな事はありません!!
今回の記事では、オフシーズンの楽しみ方を3つ。簡単に紹介したいと思います。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
ではどうぞ。
オフシーズンこそNFLの見どころの一つ
NFLはレベニューシェアが効果的に機能している組織。だからこそ、このオフシーズンは戦力を整える絶好の機会です。
孫子の兵法書、計篇にも「戦争は戦う前に勝敗が決まっている」という趣旨の話があります。ちょっと詳しく調べてみました。
「それ未だ戦わずして廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わずして廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは価値、算少きは勝たず。而るを況んや算なきに於いてをや。吾此れを以ってこれを観るに、勝負現わる。」
非常に難しい文章ですが、超簡単にいうと、「勝つものは先に勝利してから戦い。負けるものは戦ってから勝つ方法を考える」というような趣旨です。
軍事の大家である孫子がいうように、このオフシーズンこそシーズン(戦)の始まりなのであって、ここで軍備をどう整えるか、軍師をだれにするかなど、大注目の人事が盛りだくさんなわけです。
オフシーズンは、この3つで楽しもう
やはり何より面白いのはドラフトです。普通の大学生だった人がNFL選手になっていきなり大金を手にします。人生が大きく変わるドラマチックな瞬間です。
そしてなにより、チームにとっても大きな変化が作れます。1巡ともなればプロ入り後すぐにスターになれるくらいの能力をもっていますし、また新しいカルチャー(世代的な価値観の相違)がチームに入ってきます。若手に負けないように5年目などの中堅どころが奮起するなど、様々な化学反応が起きるのも、ドラフトならではかと。
今年2021年のドラフトついては、次回の記事で、2021年のドラフト候補生を簡単に調べてみたいと思います。
ドラフトについては、過去にもたくさん記事を書いてきました。良かったら、ジャンプしてみてください。
FA選手も大きくチームの様相を変えます。以前記事でも1年に多くの選手がFAになると書きました。日本のプロ野球とは違い圧倒的な人的流動性です。これによって32チームがごっそり違うチームに入れ替わっていく。NFLのダイナミックな仕組みの一つです。
これは今年2021年にFAになる選手のリストです。赤くしているのは、ぼくが気になってる選手です。特にカウボーイズのQBプレスコットはどこにいくのか。とても気になりますね。
それにコーチですよね。指導者次第で弱小だったチームが大きく変わります。2020年シーズンでいうと、ブラウンズのHCをしたケヴィン・ステファンスキーです。彼は長年負け越しだったブラウンズに着任。たった1年で地区優勝できるまで成長させて、コーチオブザイヤーを受賞。こういうのがアメリカン・フットボールが頭脳やメンタルのスポーツだと言われるところですね。
各チームごとのニーズ(弱い部分)一覧
こちら各チームごとのユニットを相対的に点数付けしたものです。チーム名は、地名で書いてますので、慣れない方は読みにくいと思います。例えばCLVはClevelandでブラウンズのことで、LVはラスベガスでレイダース、HSTはヒューストンでテキサンズを指してます。
0.0~4.0で評価付してありまして、4.0に近づくほど緑で0.0ほど赤いです。QBの項目だけみても、KCは4.0(マホームズ)、GBは3.9(ロジャーズ)、SEAは3.8(ウィルソン)ということが分かります。こういう情報も加味した上で、ドラフトやトレード情報をみると、より良いオフシーズンが楽しめます。
まとめ
さぁ、オフシーズンです!オフシーズンとは休憩をするシーズンではなく、戦の準備をするシーズンです。戦場合戦こそありませんが、これこそ戦国武将たちの知恵の出しどころ。首脳陣たちにとっての本番なのです!
大注目のオフシーズン!ああ、NFL最高。