スーパーボウルのオープニングセレモニーで詩人が登場します
これは結構珍しいこと。
今日はこんな話題を紹介します。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
詩人の名はアマンダ・ゴーマン
彼女の名は、アマンダ・ゴーマン。
黒人差別の現状を、詩にして歌っている人です。
カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。現在23才です。ハーバード大学に進学した秀才であり、社会学を専攻していました。
2017年に新設されたNational Youth Poet Laureate (全米青年桂冠詩人)の、第一号となり、各教育関係から高く評価され、注目を浴びるようになった人です。
彼女の作る詩は、若きインフルエンサーアーティストを始め、数々の世代に影響を与えています。
ジョー・バイデン大統領就任演説で、伝統的に詩を読むセレモニーがあります。今回は彼女に白羽の矢が立ち、見事なスピーチをされました。ここにも大統領選挙とブラック・ライブズ・マター運動に相似性を持たせたバイデン側の狙いが見えます。
彼女の「The Hill We Climb」という詩。
「この終わりの無い日陰の中で、光が見えるか。私達の国は完璧ではない。私達の祖先は革命に光を見た。静かであることが平和ではない。今も常に光はある。私達にそれを見る勇気があるなら。」
ざっくり翻訳すると、こんな内容です。まさにマイノリティや女性が感じる社会的な抑圧された現状、ブラック・ライブズ・マター運動のことを言ってるようです。
全文を読みたいかたは、こちらのサイトを御覧ください。
また彼女のスピーチ内容や、その振る舞いなど。考察が書かれてるサイトがあります。こちらも御覧ください。なかなか勉強になります。
スーパーボウルでの登場は?
彼女が担当するのは、スーパーボウルのコイントス。今までは、その地に縁のある人物だったり、または退役軍人さんだったり、はたまたNFLのかつてのスターだったりしたりしました。
彼女のように、フットボールにほぼ関係ない人物が抜擢されるというのも、異例な出来事です。
ジョー・バイデン大統領のアメリカ合衆国は、なんとか早く国内情勢を分断・内紛状態から脱したい。そんな思いなのでしょう。
余談ですが、コイントスで表がでるか、裏がでるか。これも国内ではギャンブルの対象のようです。日本からは参加できないですが、国民性の違いが随所に表れていて、面白いですよね。