またびっくりしたNEWSがツイッターで飛び込んできましたね
カウボーイズのトラビス・フレデリックが現役生活を引退するそうです。おそらくセンター業界では、NFLでトップを走り続けてきた選手。病気からカムバックしたときは、これからまた長くプレイしてくれるものだと思っていました。
今回の記事ではトラビス・フレデリックの現役生活の記録をまとめてみます。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 実は短い現役生活
- 2013年ドラフトで1巡指名を獲得
- 2016年リーグ最高峰のセンターに
- 2018年ギラン・バレー症候群を発症
- 2019年シーズン 病から復帰
- 引退報道の衝撃のほどは
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実は短い現役生活
— Travis Frederick (@tfrederick72) March 23, 2020
これが引退後に発表されたフレデリックの声明文です。英語詳しく読めないんですが強引に翻訳します。
色々逡巡したけどもフットボールを引退することを決めた。この決断は簡単ではなかった。22歳でこの世界に入り結婚し、子供ふたりに恵まれて、本当に素晴らしい生活を過ごした。しかしこの2年はギラン・バレー症候群に悩まされ、以前のようなパフォーマンスを発揮できなかった。フットボールにはリスクが伴う。
この7年間支えてくれたジョーンズファミリー、カウボーイズ、チームメイトに感謝を。これからセカンドキャリアを歩むけど、ダラス地域にこれからも貢献していきたい。2020年のカウボーイズに、これからのカウボーイズの発展を願う。
というようなことが書いてます。うーん悲しいなぁ。
もう顔つきからみて15年くらい現役生活しているかと思いきや、実は7年しかしてなかったんですね。
2013年ドラフトで1巡指名を獲得
カウボーイズはフレデリックを1巡で指名した。センターをRound1で指名するのは無くはない話ですが、この年は特別オフェンスラインが豊富な年でした。トラビスは31位で指名されたんですが、OLは彼の上に8人がいました。しかしトラビスの他のセンター選手は4巡まで落ちました。
2016年リーグ最高峰のセンターに
デビュー翌年2014年には、プロボウラーに選ばれ、ファンからも信頼も厚かったフレデリック。4年目のシーズンをスタートする直前の8月に、ダラスカウボーイズは、なんと6年間の長期契約を彼と締結。金額も巨額で$56.4M。センターではリーグ最高峰の契約をもつ選手になりました。
これでカウボーイズでの生活は、2017-2022年まで伸びることになり、チームはOLを安定させることに成功したと思われました。
2018年ギラン・バレー症候群を発症
しかし事態は急転直下します。彼にギラン・バレー症候群という病が襲いました。これにより2018年シーズンを全休することになりました。この病気は、神経が命令を聞かず、カラダが徐々に動かなくなる症状があります。初期には筋力の低下がみられ、アスリートにとっては現役続行不可能とも言える大変過酷なものです。
自然治癒する病ではありますが、普段の生活が変わっていくことに心を弱くされる方が多いらしく、大変苦しい病のようです。
2019年シーズン 病から復帰
2018年、ギラン・バレー症候群と戦い、彼はもう一度フィールドに戻ってきました。なんと16ゲームをフル出場し、全て戦い抜く力強いものでした。病魔に屈せず再起した彼の姿に、心震わせるファンの方はさぞ多かったと思います。
しかし、やはり体の具合はそれほど復活していないのでしょうか。2016年に交わした契約は、まだ3年分残っていましたが、彼は引退を決断しました。
引退報道の衝撃のほどは
— Alex Robert Friedman (@Alex_Friedman31) March 23, 2020
— DownToTheWire (@DownToTheWire6) March 23, 2020
現役生活7年のうち5回プロボウルに選ばれ、オールプロ1stにも1度選ばれた名センターの引退。この電撃報道は、カウボーイズファンのみならず、NFL全体に衝撃が走りました。ツイッターでもファンが悲しんでいますが、彼のセカンドキャリアを陰ながら応援するという気持ちが伝わってきますね。