今回は僕反省しました。
正直、全く期待してなかったからです。
なぜ?それは二人が
「もうだいぶ旬を過ぎた人たち」
という印象だったから。
だけど、圧巻のパフォーマンスでした!それどころか、ステージで表現されるメッセージなども含めると、こちらが曲解している面もあるけど、本当に素晴らしかったです。
今回は、ジェニファーロペス&シャキーラがしてくれたパフォーマンスについて語りたいと思います。日本でもっとNFLが浸透しますように。
パフォーマンスの概要、セットリストなど
まずはシャキーラが登場。「She Wolf」からスタートし、途中バッドバニー(プエルトリコ人アーティスト)が登場して数々の名曲を披露。
そして続いてジェニファー・ロペスの出番。「Ain’t It Funny」からスタートして、こちらもラッパーのJバルヴィン(コロンビア人アーティスト)がスペシャルゲストとして招いて、セクシーな舞台をみせてくれた。
【ショーのセットリスト】
シャキーラ
She Wolf
Empire
Whenever, Wherever
I Like It Like That, ft. Bad Bunny
Chantaje
Hips Don't Lieジェニファー・ロペス
Jenny from the Block
Get Right
Waiting for Tonight
Love Don't Cost a Thing
Mi Gente, ft. J Balvin
On the Floor
Born in the USA
Let's Get Loud
Waka Waka
という、こういう感じ。すごかったわ。
シャキーラは43歳で、ジェニファー・ロペスは50歳!だというのに、ふたりとも本当にエロかった。セクシーで力強くて引き込まれ魅了された。まったく、すごかったの一言しか生まれてこない。自分の語彙力の低さよ。
パフォーマンスの中身から感じたメッセージ
マイアミという土地柄だったのか、ラテンがベースのパフォーマンスになってました。ジェニファー・ロペスは、愛娘エマも登場し共に歌唱。
今回のスーパーボウルでのパフォーマンスで特徴的だったと思う点は
- 女性二名がメインパフォーマンス
- プエルトリコの国旗を掲揚
- 檻の演出から子どもたち登場
- ラテンアメリカとアラブのダンス
- 「Born in the USA」を娘エマと熱唱
の5つ。実はどちらも大変世相を表しているなと思うし、アメリカへの共通のメッセージが込められてるなと思う。
それは、「アメリカは多文化を受け入れ成長しよう」というものでないだろうか。言い換えると「メキシコに壁を作ろうとするトランプ大統領への批判」というものでもあろうかと思う。
今回パフォーマーに選ばれた二人は、どちらもルーツを他国にもっている。ジェニファー・ロペスはプエルトリコ人移民の両親に生まれた。シャキーラに至っては現在進行系でコロンビア国籍だ。そしてゲストに呼ばれた二人のラッパーも、プエルトリコとコロンビアから招待されている。
パフォーマンスの全体にラテンのエッセンスが取り入れられたのも、そんな二人だからこそ。アメリカに寛容さと自由さを尊ぶ文化があるから、彼女たちは成功できたのだと。だからジェニファー・ロペスはプエルトリコとアメリカ合衆国の両方に敬意を示すために、ダブルの国旗を掲揚したのでないのじゃないか。
愛娘エマの登場シーンは、子どもたちが鳥籠のようなものに入ってる所からスタートする。これにはトランプが作ろうとする壁によって、子どもたちが人生を奪われたと読み取れるのでないか。実際にそこから舞台にあがる子どもたちは皆ラテンアメリカン。白人でブロンドのキッズは一人もいないのだ。
そしてそんな二人が歌うのがブルース・スプリングスティーンの名曲「Born in the USA」なのだ。1984年当時リリースされたこの曲は、ベトナム戦争への批判が込められていた。
36年たった今、アメリカは同じようなことをしているのでないか?移民として生まれた自分たちが世界で最も誇れる成功ができたのは、アメリカの寛容さのおかげじゃないか。これからもそんなアメリカでいてほしい。そんな意図ともとれる。
まとめ
とにかくもう今年のハーフタイムショーのパフォーマンスは圧巻だった。僕の感じた理屈めいたものは全部抜きにして、彼女たちのステージyoutubeで見てほしい。
Shakira & J. Lo's FULL Pepsi Super Bowl LIV Halftime Show
“As long as real people are being hurt and marginalized and losing family members, then yes, I can take a couple rounds of negative press,” Jay-Z said (via @NYTStyles) https://t.co/1NlTdv8Lxc
— New York Times Music (@nytimesmusic) February 2, 2020
今回、このステージを企画・設計したのが、ビヨンセの旦那であるJay-Z。いやはや、どんなプロデュースだよと脱帽です。これなら一回の仕事が1億円くらいだったとしても、納得だと思いました。
それにしても!43歳と50歳の二人!セクシーすぎましたよ!最高でした!!!おかげで第3Qが気持ちぬけちゃったwww圧倒的な二人に拍手を送ります!