カーディナルズでプレイしているテレル・サッグスがチーフスに移籍することが決定した様子。レイブンズでスーパーボウルを優勝した経験のあるスターエッジラッシャーが、カンザスシティ・チーフスにどんな変化を作ってくれるか。プレイオフでテレル・サッグスのプレイが見れるのが楽しみです。
NFLの公式発表
The @Chiefs have claimed LB Terrell Suggs off waivers.
— NFL (@NFL) December 16, 2019
(via @RapSheet) pic.twitter.com/I1nWsbBMwN
リーグからもツイッターにて発表があり、フェイクニュースでないことを確認。以前アントニオ・ブラウンがビルズに移籍!というフェイクニュースがあったのが懐かしい。
「 Waiver 」とは?今回の移籍の流れ
今回サッグスが移籍した流れについて説明します。
Waiverとは直訳すると「放棄する」という意味です。チームが持っている選手への支配権を放棄するという意味になります。(つまり契約を放棄し、どっかにいってくれ。というメッセージです)
アメリカでのスポーツにおいては、ウェイバーが公示されると、他のチームは「うちに来てくれ!交渉したい!」と主張を提出できます。それも勝率の低い弱いチームから順番に。交渉が成立した場合、契約内容は、全チームのものを完全に引き継ぐことになります。
こんな場合もあります。ウェイバー公示され、他のチームが「前チームの契約を引き継ぐほど価値がない」と判断した場合、無制限フリーエージェント選手になります。そうなると下がって契約するか、どこからも電話かかってこなかったら自然消滅です。
今回、テレル・サッグスはカーディナルズと1年契約でした。アリゾナは彼の支配権を放棄する公示をし(つまりWaiverにかけ)、優先交渉権をもったいくつかのチームがスルーして、チーフスが「うちが引き取る!うちに来い!」と手を上げたという流れです。
本人は「ボルチモア以外は考えられない」と言ってましたけどね。さすがにレイブンズは今年最強ですし、今彼に帰ってこられても、チームワークを再構築する危険性を考えたら、あまり現実的な話ではありませんよね。
まとめ
これでチーフスは強くなるのでしょうか。12月年末から大型選手が入ることで、D#チームのバランスを整える必要が生まれます。これに失敗すると少し怖いなとも思います。それでも、テレル・サッグスをプレイオフで見れるのはありがたい。もう引退かなという年齢(37歳)。彼の輝きをみたいですね。