手に汗握る名勝負だったバイキングスvsチーフス戦。僕はこのゲームをBSで観たんですが、贔屓目に見ても、このゲームは正直めちゃくちゃおもしろかったんです。
もちろん、両陣営ともに負けちゃならん勝ち星にあって、集中力がものすごく高かった。よく言う「気持ちが入ってた」ゲームだったんですね。バイキングスはパッカーズに負けてなるものかと2位にいるし、チーフスは地区首位にあるものの、エースQBがいない間負けてて、来週マホームズが戻るまでなんとか踏ん張りたい。
両チームともに大変気合が入ってて、名プレイ連発。結果はチーフスが僅差で勝利しました。いや、本当に面白かった。
「オードリーのNFL倶楽部」からアメフトにハマり、勉強中の吉田。
— 吉田仁人 (@Y_Jinto_1215) November 7, 2019
バイキングス対チーフスの試合を見終わり、鼓動が早くなっている自分に驚きました。。。
スポーツってすごい。
とりあえず「チーフス」を応援していこうと思ってますっ!!#吉田仁人 #MILK #NFL
あまりにも名勝負だったもので、俳優の吉田仁人くんも、NFLの魅力にドップリ引き込まれてました。 さて、今回記事にしたいのは、ゲームのことではなくて、実況をしていたアナウンサーについてです。
読んでくれますと嬉しく思います。日本でもっとNFLが浸透しますように。
やたらこの人の話が聞きやすかった。
今回、このゲームの実況をしていたのは、NHKの松野靖彦アナです。この人の何が良かったっていうと、
①声がいい
②テンポがいい
③多分この人アメフト好き
の3点。
①松野さんの声が聞きやすい
まず①ですが、スポーツ実況って、やたら声張るの多いんですね。あれ正直うるさいの。隙間なく自分の声で埋め尽くし、余白がない。これはJリーグやワールドカップ予選とかの影響が多いと思う。だからサッカー実況とかで鍛えてきたラルフ鈴木の実況とかって、ちょっとうるさいの。
前回のラグビーワールドカップで実況をしてた人たちも、おそらくサッカー実況タイプ。かなり熱っぽく実況してた。ああいう味付けがエンタメ感を増してくれる部分もあるので、大事だとは思うけど、しっかり聞きたいときは、もう少し薄味にしてくれたほうがいい。
②松野さんの実況はテンポがいい。
アメフトはやはりマイナースポーツ。見慣れてるサッカーとかなら、プレイのことよく分かるから、実況のしようも色々ある。選手のことについても、ちょっとは詳しいと思う。アメフトはそこまでじゃないから、アナウンサーが慣れてない感じがする。
だけど、今回の松野さんは、プレイの合間合間に長過ぎる沈黙がなく、実にテンポがよかった。プレイの終わりに軽い沈黙をいれず、サイドラインリポーターや、アナリストらが合間にいれる英語解説も、同時通訳して伝えてくれてた。これはありがたい。
③この人はアメフトが好きだな
これはなんとなくそう感じた。選手の名前や、ポジションがスラスラでてくるし、出身大学まで流れるように出てくる。また「ナイスタックル!」とかでなく「SSハリソン・スミス!セーフティブリッツ!」と、解説の手をまたずに、こういう言葉も実況に放り込んでくる。アメフトを観てきた人しか言えないセリフだと思う。
またプレイの実況だけでなく、チームの歴史や、昔の豆知識などを、タイミングよく入れてきてて、ゲームが平面的から立体的になり、大変味わい深くなってきたものだ。
松野さんの経歴
やっぱり!
スーパーボウル
実況をやってた!
松野さんが実況をしたのが、第45回、46回、47回、49回(シーホークスvsペイトリオッツ)の4回。それに第68回甲子園ボウルの実況も担当している。
もちろんサッカーの実況もしている。2010年FIFAワールドカップ、2014年、2015年女子ワールドカップと実況を担当した。彼のサッカー実況は意識してきいたことがないが、こうなると、かなり興味がある。
今まであまり、BSのアメフトは観てなかったんだけど、今回で見る目が随分かわってしまった。これからは、松野さんが実況のときは追いかけてみようかなと思う。
ほんで、解説は、生沢浩(いくざわひろし)さんね。彼も良かったねー。しっとりしてて。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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