ドルフィンズの宝とも呼ぶべき、セーフティ、ミンカー・フィッツパトリック。アラバマ大学出身の1巡指名。マイアミは彼すらも放出することを決意。
ピッツバーグは彼フィッツパトリック(+2020年4巡+2021年7巡)を獲得するために、2020年のドラフト1巡指名権と、6巡指名権を提供。
フィッツパトリックの本意は?
フィッツパトリックは、セーフティでもCBでもLBでも活躍できるユーティリティプレイヤーです。その為、ドルフィンズは彼をLBとDBの両方を担当させるように使ってました。
一方、本人はアラバマ大学時代から、DBとして活躍してきた人。専属のDBとしてプレイさせてくれたら、もっとスタッツが向上するのに。でもプロ入りしてから自分の能力が発揮できない。
チームに主張していたものの、あまり彼の意見は受け入れてもらえなかったようです。そんな経緯の中で、彼自身も欺瞞をチームに覚えていたようです。
スティーラーズはそれほど彼が欲しかったのか。
そもそもスティーラーズ、チームWantsとして最も高かったのがセーフティだったんですね。HCマイク・トムリンと、GMケヴィン・コルバートら首脳陣が2018年のドラフトで一番狙っていたのが、フィッツパトリック。しかし彼は11位でマイアミに取られた。チームは28位の指名権でSSテレル・エドモンドを獲得しています。
「ミンカー・フィッツパトリックはリーグ1位のセーフティーになる」とトムリンHCは見ていた。その思いはプロ入りして1年たった今でも変わらなかった。
「2020年の新人よりも、ミンカー・フィッツパトリックのほうが上だ。」今回1巡指名権を差し出したのは、そんな明確なメッセージが込められてます。
スティーラーズのD#ポジションはこうなる
(スティーラーズのDB陣はこれに、CBアーティ・バーンズがいますね。)フィッツパトリックが最深部となるFSを担当することで、テレル・エドモンドはLBよりのセーフティとして、どんどん積極的なプレイができます。
彼がLBになったら、T.J.Wattとコンビでパワーとスピードで驚異的なチームができますね。
逆に。フィッツパトリックをCBとして使うという選択肢もアリ。バーンズはCBだけどFSもできる。ジョー・ヘイデンとフィッツパトリックで両サイドをシャットダウンしたら、結果的にエドモンドはもっと前に出れる。
うーん。どっちに転んでも、やっぱりフィッツパトリックが移籍したことは大きな変化が訪れそうです。
どうなる?スティーラーズ!