今回はカレッジフットボールの豆知識の記事です。
今回ドラフトに限らず、毎年数々の名選手を輩出している、フットボールの名門校。ミシシッピ大学レベルズ。ブルーのヘルメットに赤いジャージがトレードマークで実にかっこいい。
この学校は、別名「Ole Miss」(オールミス)と呼ばれます。今回は、このオレミスについて豆知識をまとめました。
ミシシッピ大学はミシシッピ州で一番優秀な大学
1848年に創業した大学です。実は南北戦争よりも前にできてるので、本当に歴史のある大学。(とは言ってもハーバード大学は1636年、コロンビアは1754年です)
ミシシッピ大学は、ミシシッピ州の中で最も学歴の高い優秀な人材を輩出する大学として有名です。
実は定かではない!なぜ「Ole miss」と呼ぶか?
フットボールチーム(レベルズ)に限らず、大学自体を「オールミス」と呼びます。これはマスコットキャラクターに由来しています。もっと掘り下げると、1860年に始まった南北戦争の時代に関係します。
このステッキをついてるお爺さん。名前は「レブ大佐(colonel REB)」。古き良き南部時代、綿花のプランテーションビジネスのオーナー、これが大学のマスコットキャラクターになったということです。
で、「Ole miss」ですが、Ole はOld(古い)という意味らしいですが、Miss はミシシッピじゃなく女性という意味です。19世紀のこの地域で行われた綿花プランテーションの女主人を指しています。ひょっとするとレブ大佐の妻なのかも知れないですね。
実はもう少し深い意味がある「REBELS」
こちらの記事でも書きましたが、ミシシッピ州は過去南北戦争の際に、アメリカ合衆国から独立し、アメリカ連合国として反旗を翻した筆頭格です。
当時の南軍のことを「REBELS(反逆者)」と呼んでいました。マスコットの名前がレブ爺さん、レブ大佐だから、レベルスというよりも、おそらくそっちの歴史的な意味合いが先で、あとからレブ大佐という名前がつけられたんだと思います。
その名残がしばらく前にも残っていまして、アメフトのゲームのときにも、南北戦争のときの国旗(CSA国旗)を使っていたり、応援団は「The South will raise again」(南部はまた蘇る)という応援歌を歌っていました。
現在は国旗も応援歌もマスコットも禁止されてます
しかし、1997年から南軍旗を振ることが禁止され、2003年にマスコットキャラのレブ大佐は引っ込められ、2009年から南部礼賛の応援歌も歌われなくなりました。地域にアイデンティティを持つことはとても大切ですが、アメリカ全体というアイデンティティを大事にして融和を図っていこうという思惑です。
今のマスコットキャラクタはサメ
そんなこんなで2010年に大学の生徒会が新しいマスコットキャラを公募したところ、熊が選ばれました。でも、どういうわけか、今はサメです。これがイラストにするとカワイイんですが・・・
実写がキモい!!!!
アメリカのマスコットキャラって、ゆるキャラの要素皆無ですね。こんなのに寄っていく子供心理がわかりませんwww
というわけで、ミシシッピ大学の紹介でした!