スカウティング・コンバインが終わりました。この運動測定だけでアスリートの全てを測るのはナンセンスなのですが、それでも成績については興味があります。
2019年度のドラフトで話題にあがってる選手たちの成績を少し紹介しましょう。彼らがNFLで大活躍しますように。
DLなのに4.41s!ミシシッピ大学のモンテズ・スウィート
身長198cm、体重は118kg。なんと40ydsで歴代DL最速の4.41sを叩き出しました。NYGのオデル・ベッカムJrがコンバインで出した記録が4.43sですから、この4.41という記録は本当にバケモノ級です。
ただでさえ、物凄い期待感をもった選手です。このインパクトで10位までに指名される可能性が高まってきました。3コーンドリルも7.0sで、同ポジションでは5位の記録。
プロスペクトは堂々1位の6.70p DTクインネン・ウィルソン
40ydsは4.83、垂直跳びは77cmと特筆すべき点はなかった。しかし、スカウトを失望させるような記録は1つもない。モックドラフトでも全体1位指名を予想されてるウィルソン。どこが獲るのか?
一桁指名確実?ミシガン大のラシャーン・ゲイリー
AmazonのAON(All or Nothing)ミシガン編に出てたDL。40yds4.58s、垂直跳び96.5cmとアジリティの高さを見せた。特にポジションごとのドリルでは、まるでTEかのようにクイックに動き、周囲を驚かせた。
とにかくムッキムキな身体。ミシシッピ大学WRのD.K.メットカーフ
190cm105kgの頑健な体格。しかし40ydsは4.33sと2位につけた。垂直跳びでは123cm、幅跳びでは3.35mと全身バネのよう。ベンチプレスは27回とDL並。まさにフィジカルモンスター。
体のでかいWR、ミシシッピ大学のA.J.ブラウン
4.49sという快足でかつ、ポジションドリルでは目を見張る敏捷性をみせている。体がでかく、かつワンハンドキャッチもできる器用さがあり、パスターゲットとしての性能が実に高い。メットカーフと同様、ミシシッピ大学は今年本当に粒が揃ってる。
今年のWR最速。オハイオ州立大学のパリス・キャンベル
40ydsでは4.31s。またロングパスシーンでなく、敏捷性が実に高いため、ショートヤーデージでスペースを作るのもうまい。傑出したWRとしてみて良い。
未来のケルシーか?15位以内もあるアイオワ大TEノア・ファン
40ydsは4.50s、垂直跳びは100cm超え、幅跳びは3.25mとバネもある。それよりもポジションドリルで見せた柔らかいキャッチング。ルートランも上手く早速デビューできる仕上がりの高さ。
まとめ
スカウティング・コンバインの記録はこちらの公式サイトに、もっとも~~っと詳しく掲載されています。
これの「Draft Prospect」という所を見ると、ランキング形式で選手の期待値が数値化されてます。こちらも御覧ください。
いよいよ、新人が主役のシーズンです。毎年毎年楽しみですね!新しく生まれるもの、舞台から消え去るもの、復帰するもの、成長して変わるもの。NFLには様々なドラマがたくさんあります。彼らに栄光あらんことを願います。そして日本でもっとNFLが浸透しますように。