冬はNFLプレイヤー、夏はメジャーリーガー。しかもその両方ともスター選手だった稀有な人。ボー・ジャクソンも二刀流で有名ですが、サンダースはNFLを優先した選手です。それでも、同じ週にホームランとタッチダウンをした事や、。MLBの最高峰「ワールドシリーズ」と、NFLの最高峰「スーパーボウル」の両方に出場した唯一の選手です。
「野球は僕の愛人だけど、フットボールは妻」という名言(迷言?)を残していまして、NFLのほうを常に優先していました。野球でのポジションはレフトとセンター。彼の守備範囲はとにかく広くて、外野手として相当優秀だったそうです。
とにかく派手!「Neon Deion」
身につける衣装が派手でジャラジャラのアクセサリー、「まるでネオンの看板みたいだ」ということで付いたニックネームです。プレースタイルも派手で、言動も乱暴というかリップサービス多めでした。
またラッパーとしても活動しており、最初にだしたアルバムが「Prime Time」でした。
歯に衣着せぬ、どころか言動が辛辣すぎで、所属チームにネガティブキャンペーンをしたり、チームメイトとの論争もしばしば。トラブルメーカーのステレオタイプでした。それが影響してか、チームを転々としてます。
悪っぽい人からはリスペクトされるんですが、アメリカ人からは「ちょっとダメな人」というレッテルが貼られてます。まぁそんな極端に破天荒な性質をもったディオン・サンダースさんです。
CBディオン・サンダース(51歳)の年表
1967年 フロリダ州で誕生
1985年 フロリダ州立大入学
1989年 ドラフト5位でファルコンズへ
1994年 49ers スーパーボウル優勝
1995年 カウボーイズ スーパーボウル優勝
2000年 レッドスキンズへ(1年で引退)
2004年 レイブンズで復帰
2005年 NFL引退
2011年 NFLの殿堂入り
野球人として
1985年 KCロイヤルズ6巡目
1989年 NYヤンキース指名(30巡)
1991年 ATLブレイブス WS優勝
1994年 CINレッズへ
1995年 SFジャイアンツへ
1997年 CINレッズへ戻る
2001年 CINレッズと再契約
こうやって見比べると、ワールドシリーズを制覇したのが先で、その後にスーパーボウル優勝しているんですね。スーパーボウル二回も優勝って凄いわ。
サンダースの記録
インターセプトTD10回、リターンTD9回、レシーブTD3回(WRとしても出場したことがある)の合計22回。19回のタッチダウンをしているのは歴代CBの中で最多記録。通算インターセプトは53回、493タックル、1サック。
スーパーボウル優勝2回、プロボウル8回、オールプロ8回、最優秀D#選手賞1回(1994)
同じ日にMLBとNFLでプレイ、同じ週にホームランとタッチダウン、ワールドシリーズとスーパーボウルのダブル優勝。
WRジェリー・ライスと喧嘩した回数・・・・数え切れず。
今では仲良しよwwww
歴代チームジャージを紹介
フロリダ州立大セミノールズ時代
1989年ドラフト時の服装
アトランタ・ファルコンズ
カウボーイズ
レッドスキンズ
レイブンズ(最後は37番でした)
引退後
2011年にプロフットボールの殿堂入りを果たします。彼ほど身体能力に恵まれ、自由奔放にプロ人生を生きた人はいないのではないでしょうか。
しかし、栄光の影にはプレッシャーい耐える地道な努力があったことと思います。その栄光を賛えて、見事Hall of Famerになりました。