LSU出身の新人RBデリウス・ガイスが、シーズン開幕前に膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、レッドスキンズは攻撃の軸を失ってしまった。バックアップRBだった二人の選手も、同じく怪我のため、リタイアに近い状況にあり、HCジェイ・グルーデンは、新人材の獲得をFA市場に求めることを余儀なくされた。
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そしてようやく、かつてのスターRBであるエイドリアン・ピーターソンを獲得することができた。最近はゲームに出る回数も減っていて活躍ぶりを目にすることがなかった。だけども過去バイキングスでプレイしているときは、APを止めればゲームに勝てるくらい力を持った選手でした。
契約期間は1年間オンリー。金額は$1Mぐらいとのこと。かつての猛将もいまではベテランの老将に落ちぶれてしまったのだろうか。そんなAPのスタッツをまとめてみましょう。
エイドリアン・ピーターソンのスタッツ
オクラホマ大学出身のAPは、1巡7位指名で バイキングスに入団
2007年*+ 1,341yds 12TD
2008年*+ 1,760yds 10TD
2009年*+ 1,383yds 18TD
2010年*+ 1,298yds 12TD
2011年 970ysd 12TD
2012年*+ 2,097yds 12TD
2013年*+ 1,266yds 10TD
2014年 75yds 0TD
2015年*+ 1,485yds 11TD
2016年 72yds 0TD
2017年 81yds 0TD (セインツへ)
2017年 448yds 2TD(カーディナルス)
(*はプロボウル、+はオールプロ)
ミネソタバイキングでは10シーズンを過ごし、その間7回もプロボウルに選ばれています。特に2012年に2,097yds走ったのは、過去RBを見比べてみても歴代2位。(歴代1位はラムズのRBエリック・ディッカーソンが1984シーズンに記録した2,105ydsです。)
しかしその後は、2014年からの故障を引きずっており、彼のベストパフォーマンスはもう見れないようにも思えます。この2年を振り返るとなんと合計500yds程度です。故障はもちろん付き物ですが、彼はもう賞味期限切れなのかもしれないですね。
怪我の経歴 2013年 足首故障
Week 16 12月22日。シーズン終盤の試合で、エイドリアン・ピーターソンは右足首の腱を切ってしまいました。対戦相手はシンシナティ・ベンガルズ。その影響でWeek17には出場できず、次の2014年シーズンも棒に振ることになりました。
怪我の経歴 2016年 膝の故障
今度は2016年のWeek2。彼は右膝の皿が割れる大怪我。当然シーズンは棒に降ることになりました。
まとめ
APは確かに戦場で大鉈を振るってきた大武将ですが、それもまた昔の話。今となっては右足に爆弾を抱えている選手です。それでもまだ33歳という年齢で、昨年はカーディナルスで少ないゲーム数ながらも400ydsを超える記録を出してます。
2,000ydsを超える記録を出していた、あの当時のパフォーマンスは期待せずとも、年間800ydsくらいは出してくれるような気がします。それが今の彼の年俸と比例するかどうか。微妙なところでしょうがね。
とにかくレッドスキンズは、新しいチーム体制が整いました。後はどう働いてもらうかに注力ですね。