2016/ Round6 / Pick 165 /西アラバマ大学
チーフスの超絶スピードキング。それがタイリーク・ヒル。まぁとにかく足が速い速い。WRとしての活躍ぶりもだけど、キックのリターナーとしてフィールドで目立ちまくり。17シーズンでは87ydsリターンTDを決めてしまい、もう目が離せなくなっちゃった。
デビューしたのは2016年で、指名順は5巡目。はっきりいってトレード要員・バックアップ要因みたいな存在だったのに、デビューした年から大活躍の嵐。2016年に16ゲーム出場して、593ydsのレシーブ記録。
と、これは普通以下なんですが、リターナーとしてが優秀。
パントで39回リターンして、592yds獲得してます。平均15yds返してますから、実に立派。
さらにキックリターンでは、14回で384yds、平均27yds、その内リターンTDを一回決めてて、87ydsリターンTDは感動的なプレイでした。
こっちの記録が重視されて、2016年にプロボウルとオールプロに選ばれてました。
さらに2017年には、WRとしての才能も開花し、年間1,183ydsの1000yds超えを記録。これからますます油が乗ってくる火の玉ボーイです。
短大からウェスト・アラバマ大学へ
ヒルはもとはゴールデンシティ短大(コミュニティ・カレッジ)出身。そこで陸上とアメフトの両方をしてました。
その後2年生になるころに、オクラホマ州立大学(OSU #24)に移籍。2014年シーズンはこちらで過ごします。
その後、2015年には、ウェスト・アラバマ大学タイガースに編入します。ここで1年間プレイして、NFLには2016年のドラフトでデビューします。
正直、NFLからすると、かなりギャンブルな路線の選手なんですね。ヒルからしても陸上競技の方が実績も残してて(なにせオリンピック出場してる)、NFLに方向転換するのは、かなり勇気がいったことだと思います。
それでも無事にチーフスが指名してくれて、もうココで一花咲かせてやろうと躍起になってるのがよく分かります。
正直、WRとしてはバストドラフト(期待はずれ)だったと思いますが、リターナーとしては、もう間違いなく大正解。攻撃力のあるチームを作るプランならば、非常にいい選択肢だと思います。