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【NFLトップ100】73位 LBトーマス・デイヴィス

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2005 / Round1 / Pick14 / ジョージア大学

デビュー以来、13年間ずっとカロライナ・パンサーズのLBです。まさにパンサーズの顔。ルーク・キークリーが来る前からずっと、D#チームの柱だけでなく、4年間チームのキャプテンを担ってきました。誰もが認める兄貴分。それがトーマス・デイビスですね。

  • タックル / 1,017回
  • サック / 28回
  • インターセプト / 13回
  • ファンブルフォース / 18回

という驚異の実績を積み上げてきて、更に、プロボウル3回(2015-16-17)、1stチームオールプロ(2015)、ウォルターペイトン賞(2014)を受賞。プレイの実績もあり、またファンからの人気も高く、また地域貢献にも勤しみ、心技体ともに素晴らしい選手であると言えます。

 

 

高校生の時から天才アスリート。ジョージア大学からドラフト1巡指名

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 ジョージア州のシェルマンで生まれたトーマス。高校生のときには4つのスポーツをやってました。バスケット、野球、陸上、アメフト。アメフトではRB、WR、QB、DE、DB、P、K、KRと、ほぼ全てのポジションを経験。彼のキックリターンは平均30ydsを超え、年間ラッシュは1,032yds。誰がどうみても認めるスター選手でした。

 ジョージア州の最優秀アスリートとして表彰され、ジョージア大学のスカラーシップ(奨学金、日本と違って返済義務は無い)を獲得。当時のHCはマーク・リッチ。彼のもとでLBを務め、SECの2nd、1st、全米オールスター1stチームに選出されるなど、大きな貢献を果たしてきました。

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 大学では3年間だけプレイして、NFLにアーリー・エントリー。当然ドラフトプロスペクトでは最期待の選手として、1巡14位の高順位指名を受けてカロライナ・パンサーズに入団しました。

 

2014年のウォルター・ペイトン賞受賞

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彼が素晴らしいのはプレイの中だけではありません。パンサーズではキャプテンを務めながら、ゲームの外では地域貢献に励んできました。

彼と彼の妻のケリーは、非営利の法人、トーマス・デイヴィス・ディフェンディング・ドリーム・ファウンデーション(TDDDF)を創設し、恵まれない子ども達を勇気づけ生き抜く力を育むために様々な援助活動をしてきました。

この活動が評価され、2015年1月にウォルターペイトン・アワードを受賞することになりました。本当に素晴らしい。それにしても、財団法人の名前がいいですよね。「夢を守る財団」ちょっと感動しちゃいます。

 

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彼自身も自分の家族をとても大事にしています。NFLのスター選手でありながら、ひとりの大人として地域貢献に努力し、また一人の父親として家族の笑顔を守る。素晴らしい人物だと思います

トーマス・デイビスの契約金額

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何度も怪我をしてきたこともあり、また彼の35歳という年齢のこともあり、契約は単年度、$6.75M(7億3千万)と少ないですね。おそらく今期シーズンで彼は引退でしょう。有終の美を飾っていただきたいと思います。

 

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