2010 / Round5 / Pick 133 / バージニア工科大学
リーグが誇るSS(ストロング・セイフティ)、チャンセラーなくしてシーホークスの爆音軍団(The Region of Boom)無し言えるほどの強力なD#選手です。
①第48回スーパーボウル優勝
②プロボウル4度選出(2011.13.14.15)
③オールプロ/2nd 2回選出(2013.14)
という輝かしい実績のチャンセラーも、大学時代はそれほど注目選手ではありませんでした。彼がドラフトで名前を呼ばれたのは、なんと5巡目でした。
チャンセラーはドラフト下位指名のスター選手
彼はLBよりもDB(SS)なんですが、彼よりも上位に呼ばれたセイフティは、こんな人達です。
4/エリック・ベリー(KC)、14/ アール・トーマス(SEA)、27/ デヴィン・マコーティ(DAL)、37/ ネイト・アレン、38/TJワード、49/タイラー・メイズ、66/アマリ・スピービー、71/モールガン・バーネット・・・・・
もうこのあたりから誰のことやらわかりません。その他5人ほど名前を呼ばれて、ようやくシアトル・シーホークスから、「チャンセラー!」と指名がありました。
とにかく貧乏だったチャンセラー
彼はバージニア州で生まれました。不幸な身の上話にありがちですが、彼の母親はシングルマザー。カムの他に5人の兄弟がいました。お母さんのカレン・ランバードは常に3つほどの仕事を掛け持ちして、彼ら兄弟を育てました。
チャンセラーが高校生になり、フットボールをはじめることになります。当時はバスケットボールと両方してました。アメフトの方はオフェンスではQB、ディフェンスではFSをしていたそうです。パス獲得ヤードは2,000ydsを超え、走っては500ydsを超える名選手。チームはリーグのプレイオフにまで進出し、カレッジからは2つ星の評価を受けます。
そして、念願かなって奨学金をもらい同州のバージニア工科大学に進学。当初はここでもQBをしていたのですが、2年生になるころにはCBに方向変換。その後DB全般をするようになったようです。
そんなカム・チャンセラーが今ではシアトル・シーホークスD#の中心的人物。ご苦労されたお母様が、自分こそが世界で一番のファンだと自負するように、カムは家族思いのようですね。
美人の奥様、ティファニー・ルーシー
結婚式にはシアトル・シーホークスのD#チームが勢揃い。もちろん、QBラッセル・ウィルソンも集まって、スター選手だらけのビッグパーティに。
FSのアール・トーマスの結婚式にも、チーム勢揃いで参加。こういうのすごく羨ましいね。
カム・チャンセラーの契約金額
現在は3年で$36M、年俸13億円くらいです。2021年にFA選手になりますが、現在すでに8年目の30歳。おそらく2020年あたりで引退が見え始めて、契約金額も落ち込むんでないかな。彼が引退した後、なにをするのかが結構楽しみです。
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