NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFLトップ100】99位WRダグ・ボールドウィン

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2011年ドラフト外 / スタンフォード大学

昨年88位のダグ・ボールドウィン。シアトル・シーホークスが誇る名レシーバーです。シアトルにシンで長いですが、実は南国フロリダ生まれのサーフィン育ち。出身高はエリートバリバリのスタンフォード大学です。

WRにしては身長が低く、178㎝しかありません。体重も87kgと、小柄と言っていいサイズ感。これはかなり珍しいです。

しかし、スーパーボウル48回で優勝し、2016-17と2年連続プロボウルにも選ばれる選手です。7年間のキャリアで通算443回キャッチ、5,945ydsレシーブ、44回TD(平均6.3回)と、好成績を残しています。

 

 

ボールドウィンの契約金額

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WRの契約ランキングでは12位。4年46M$の大型契約を締結してます。年俸10億円超えはかなり夢のような世界でしょうね。ドラフト外での契約でここまで出世したのは大変珍しい例です。

 

ドラフト外からチームに不可欠な存在へと成長

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スタンフォード大学時代、ボールドウィンは大きな成績は残してません。1年生時から12試合出場してますが、通算獲得ヤード数は1,360yds。年平均にすると300ydsほどです。これではなかなかスカウトの目にはかかりません。

 彼のカレッジの記録をみると、1~3年まではほぼ普通の選手ですが、4年時に才能が大きく開花したように思います。それまでの3年間でTDは4回(1年0回、3年0回)でしたが、4年にいきなり9TD。レシーブ記録も一挙に857ydsとキャリア半分以上の記録を叩き出します。この4年生だけの記録をフロックと見たスカウトたちは、2011年のドラフトで彼を指名しませんでした。

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 結局彼は、アンドラフト選手として、シアトル・シーホークスと契約。3年で1.4M$(1.5億円)の契約。うーん、それでもやっぱり大きいよね。ドラフトで選ばれない選手なのに、年俸5千万もらえるんだもん。ちょっとNFLっておかしいところだ。

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 彼は開幕戦で55ヤードのランアフターキャッチを決め、見事タッチダウンを決める。対戦相手はサンフランシスコ・49ers、HCはかつてスタンフォード大学での恩師であるジム・ハーボーでした。

 その試合を弾みとし、毎試合出番があり、コンスタントに結果をだし、2014年には3年13M$(14億円、年俸5億円弱)の大幅契約更新。現在はその2倍となってます。まさに努力と根性。諦めない男の代名詞です。