
NYジェッツから、宿敵のNYジャイアンツに移籍して、昨年のオフシーズンを賑わわし、開幕序盤の時期にOBJとともに足首を骨折してシーズンエンド。
2017年シーズン、ミスター期待はずれだったWRブランドン・マーシャル。やっぱり放出されました。
なぜこうなった?こんなはずじゃない・・・そう思っているのは、他ならぬマーシャル自身でしょう。
マーシャルはドラフト4巡119位、それほど上位でない選手でした。しかし2006年にデビューして以来、プロボウル6回、オールプロ2回、レシーブTDのシーズンリーダーを1度獲得と、WR業界では重要なプレイヤーとして数々の業績を作ってきました。
そんな非常に優秀なWRマーシャルが11年のキャリアで達成していないことがありました。それは地区優勝とプレイオフ進出です。
| シーズン | 地区順位 | 所属 |
|---|---|---|
| 06年 | 3位 | デンバー・ブロンコス |
| 07年 | 2位 | デンバー・ブロンコス |
| 8年 | 2位 | デンバー・ブロンコス |
| 9年 | 2位 | デンバー・ブロンコス |
| 10年 | 3位 | マイアミ・ドルフィンズ |
| 11年 | 最下位 | マイアミ・ドルフィンズ |
| 12年 | 3位 | シカゴ・ベアーズ |
| 13年 | 2位 | シカゴ・ベアーズ |
| 14年 | 最下位 | シカゴ・ベアーズ |
| 15年 | 2位 | NYジェッツ |
| 16年 | 最下位 | NYジェッツ |
| 17年 | 最下位 | NYジャイアンツ |
見て下さい、これがWRブランドン・マーシャルの経歴です。ブロンコス以外、マーシャルを獲得した全てのチームが最下位になるんです。当然、マーシャルはスーパーボウルどころかプレイオフどころか、地区優勝も経験できず。彼ほど能力があっても何故か運に恵まれない。

その不運は自身が痛感していたのでしょう。だからこそ、夢の地区優勝、夢のプレイオフが叶うかも知れないNYジャイアンツに期待をし、移籍したのでしょう。ジャイアンツファンもこの3人トリオを見て久々の地区優勝に夢を膨らませました。

しかし、結果はQBイーライ・マニングは不調、OBJは足首骨折、あろうことか自分も足首骨折の大怪我でシーズンエンド。チームは3勝しかあげられず地区最下位。最下位請負人のプロボウラーは昨年もしっかり仕事をしてくれました。
逆にマーシャルを放出したNYジェッツには、好転の兆しが生まれてきています。やはりジャイアンツでもWRマーシャル放出が決定されました。
彼の能力を活かしきれるチームはどこなのでしょうか。まだもう少しだけ現役でチャレンジしてほしいですね。