NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFLオーナー列伝】⑯カンザスシティ・チーフス(1960~)

現オーナー クラーク・ハント(2006-今)

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  1965年2月19日生まれの53歳。オイル長者のHLハントの孫。南メソディスト大学出身。大学時代はアメフトでなくてサッカー畑。大学のサッカーではオールスター戦に2回出場、財務会計学問分野では、最優秀賞を受賞してます。大学卒業後はゴールドマン・サックスのAnalystとして活動します。

 その後、父ラマー・ハントがやってるMLS(サッカー)チーム、KCウィザードの経営に参加し、2005年からNFLのKCチーフスの経営陣に入りました。父が他界した後は、彼の兄弟らの後押しもありオーナーに就任。スポーツマンでありビジネスマンであり、まさにアメリカらしい人物です。

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 彼の奥さんは、タヴィア・ハント(旧姓シャックル)。ミス・ミズーリ(10代部門)、ミス・カンザスの2つのタイトルを獲得してる超美人。娘さんはママ似とパパ似の両方。

 

創業者 ラマー・ハント(1959-2006)

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彼もまたAFL創業者の一人、フーリッシュ・クラブのメンバー。またメジャーリーグ・サッカー(MLS)、ワールド・テニス・チャンピオンの創設者でもあります。

アメリカのスポーツ産業のプロモーターで、NFLでもサッカーでもテニスでも殿堂入りしてるご重鎮。1932年8月2日、アーカンソー州エルドラド生まれ。2006年12月13日、72歳で他界。

 1959年に地元ダラスにNFLのチームを誘致するためシカゴ・カーディナルズを手に入れようと動きますが拒否されます。MLBに次ぐ人気のスポーツでしたが、当時の役員たちは急速にマーケットを拡大して不安定になることを恐れたようです。

 そこで彼の人脈で、ヒューストンのオイルマン、バド・アダムスと一緒に新しいフットボールリーグ、AFLを立ち上げることになります。当時はカンザスシティ・チーフスではなく、ダラス・テキサンズという名前のチームでした。

 対抗する形でNFLがダラス・カウボーイズを設立。同地区での人気争いに破れ、カンザスシティにフランチャイズを移転。ここで初めてカンザスシティ・チーフスというチームが誕生します。その後NFLとAFLが1970年に合併。以後40年間、オーナーとして采配を奮っておりましたが、2006年に前立腺がんの合併症により他界します。

 その後、彼の息子である(二番目の妻との間の息子)、クラーク・ハントへオーナーシップが移譲されます。