さて、今回は先日引退を表明した、スーパーRBのマット・フォルテを紹介します。
とは言っても、NFLの事をそれほど知らない人からすると、マット・フォルテがどれくらいのアスリートなのか、わかりにくいですね。RBというポジションで歴代最高の記録をだしてますから、
日本の野球でいうと現役歴代最多安打のホルダー「新井貴浩」くらいでしょうか。
・・・・・さて、ちょっとわかりにくいですが(笑)、ものすごい優秀なRBであるマット・フォルテさんが32歳を迎えて引退を決意されました。彼の素晴らしい功績を記事にまとめたいと思います。
読んでくれると、きっとNFLのことが好きになると思います。
1)マット・フォルテのNFLキャリア
シカゴ・ベアーズ(2008-2015)
彼は2008年ドラフトでNFLにデビューしました。ドラ2巡、全体44位でシカゴベアーズに指名を受けました。191CM、99kgと恵まれた体格をもった大型RBでした。
デビュー年から1,238ydsを記録、次の年も次の年も。平均して1000ydsをマークするリーグでも指折りのRBでした。当然ベアーズではオフェンスの中心的人物。フォルテの出来次第でチームの勝利が揺れる。そんな重要人物です。
7年目となる2013年シーズンでは自己最多の1,339ydsを記録。これはリーグで2位の記録でした。この年のリーディング・ラッシャーは現ビルズRBのルシューン・マッコイ(通称、鬼マッコイ)でした。
8年目となる2014年シーズンでも1000ydsを超えるラッシング記録を樹立。しかもレシーブでも808yds、102回キャッチと、獅子奮迅の働き。他チームのトップレシーバーと遜色ない記録です。
NYジェッツ(2016-17)
2016年にジェッツに移籍します。ここでは3回ゲームを欠場します。813ydsと能力の陰りが見え始めます。2017年にはなんと12試合出場スターターとして出場したのは、なんと4試合だけでした。この2017年で現役10年のキャリアに幕を下ろすことになりました。
2)スクリメージ獲得ヤード歴代1位の実績(10年で比較)
マット・フォルテが現役生活の10年で獲得したのは
【ラッシング9,796yds】+【レシービング4,672yds】=【合計14,468yds】1
他選手の10年間と比較すると歴代1位です。また、9000ydsラッシュと4500ydsレシーブの両方を実現したRBは過去6人しかいません。
ラダニアン・トムリンソン、ウォルター・ペイトン、マーシャル・フォーク、ティキ・バーバー、マーカス・アレンら偉大なRBと、マット・フォルテは並びました。
3)テュレーン大学出身
フォルテはジャズの街ニューオーリンズ、テュレーン大学の出身です。2008年にドラフトでNFLにデビューした後、2009年に財務系の学位を取得しています。
4)フォルテのパーソナルライフ
2011年の8月にダニエラ・ダニエルズと結婚(なんともややっこしい名前)。ナラとマシューという1男1女に恵まれています。現在イリノイ州のメタワ市に住んでいるようです。
5)フォルテの趣味はコール・オブ・デューティ
そんなフォルテは休日は家にこもりっきりでゲーム三昧。最近はコール・オブ・デューティと、Halo3だそうです。Xboxが一番のおもちゃとは、NFLのスタープレイヤーも面白いもんです。