いやー、予想を超えて素晴らしい横綱相撲を見せてくれました。
見事ペイトリオッツ勝利!
でカンファレンスチャンピオンシップ出場です。
マリオタvsブレイディは、24歳vs40歳と年齢差がもっとも大きいQB対決でした。経験の差もさることながら、ブレイディの仕事ぶり、さすがでした。視野の広さ、パスの精度、判断の速さ、心の冷静さ。全てがお手本を通り越してレジェンドと言われる高いレベルでした。
マリオタはこれからまだまだ現役生活が続きますし、キャリアの中で大きく成長していってほしいと思います。チームの中でもメンバーのモチベーターであるそうですし、チームメイトからも非常に慕われてるそうです。タイタンズの改革はまだ始まったばかりです。ブレイディにはできなかった新しいタイプのQBとして成長を願います。
さて、ゲームのスタッツですが、31回のファーストダウンはさすがに信じられないレベルです。相手がタイタンズとはいえ、プレイオフに出てきたチーム。それ相手にこのパフォーマンスは異常な強さ。どう考えても優勝候補です。
ディフェンスチームにしても、オフェンスチームにしても、全てのプレイが丁寧で、高い精度で実施されています。みな落ち着いていて弱点がなく、これほど完成したチームがかつてあっただろうかと驚くばかりです。
こんなチームを作ったのは、スタープレイヤーに頼ることなく、一人ずつの能力を最大限引き出しているコーチ陣の能力の高さにあると言われています。
全くといっていいほど、大粒の選手がいないペイトリオッツのオフェンスラインを、ここまでのラインに育てたオフェンスラインコーチのダンテ・スカーネッキア。彼は今年古希を迎える69歳です。ベリチックHCですら頭を下げてチームに迎え入れた最高の人材だそうです。フットボールのことを深く理解していて、何でも教えられるスーパーコーチ。
ペイトリオッツは「人を育てる」チームだってことですよね。
本当に勉強になりますよね。
勝つこと以外考えてない、まるでダースベイダーのようにも見える求道者、ビル・ベリチックの視点は次の試合に向かっているでしょう。カンファレンス・チャンピオンシップはジャガーズかスティーラーズか。おそらくスティーラーズでしょうが、ジャガーズランの強さやディフェンスチームの強さは素晴らしい。ロスリスバーガーのスティーラーズも強いですが、アントニオ・ブラウンが出場できるようですが、1試合すべてのスナップで出場できるかどうかで、勝負の行方は大きく変わるでしょう。
ペイトリオッツに弱点はありません!
またもスーパーボウルに出るのか。それともジャイアント・キリングがなされるのか。実に楽しみなカンファレンス・チャンピオンシップになりました。