敵地でテキサンズを42−34で破り 単独トップ爆走継続!
スーパーディフェンスマン、JJワットが綺羅星RB カリーム・ハントを止めてくれる!そしてルーキーQBデショーン・ワトソンが大活躍してくるんじゃないか!そんな期待のゲームでした。
ワットは1Qで怪我で退場しちゃったのが影響してか、結果、ゲームはチーフスが支配。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの全てにおいて穴の無いチーフスが着々と得点をもぎ取り、横綱相撲を見せてくれた。そんな展開でした。
それにしても、HCのアンディー・リード。ビル・ベリチックばかりが目立ちますが、彼も化け物級の監督です。さすがNFLで長きに渡りHCを務めているだけあります。O#D#S、3つのチームをしっかりとまとめ上げ、非常にバランスの取れたチームになっています。この快進撃、どこまで続くのでしょうか?
なんと言ってもこれが痛かった!1QでJJワットが退場!
テキサンズのスーパースター、リーグ屈指のパスラッシャー、JJワットがなんと1Qの途中で大怪我!しばらくビクリとも動けず、肩を担がれながらフィールドを退場。そのまま救急車にのって、病院へ直行。どうも左膝の半月板あたりを骨折。
復帰はしばらくかかるでしょう。テーピングぐるぐる巻にして、コルセットみたいのつけても、今まで通りのパフォーマンスなんか出せっこありません。
ゲームの流れをみてますと、ワットが健在で残っていたら、もっとQBスミスに熾烈なプレッシャーがかかっていたはず。そうだったならば、チーフスもこれほどボールを支配できなかっただろうと予想します。チーフスにとっては本当にありがたい出来事、テキサンズにとっては実に痛い出来事です。
変わらず安定のプレイ!QBアレックス・スミス
ベテランQBアレックス・スミス。同期NFL入団は、グリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャーズです。向こうはスーパーボウルを制覇するまでのし上がったわけですが、こちらはまだその栄光を手にしていません。しかし2005年ドラフトでの全体1位指名は、ロジャーズではなく、このアレックス・スミスでした。
彼は一言でいうと「マネジメントの上手いQB」です。インターセプトやファンブルというターンオーバーミスがない。時間の使い方がうまい、視野が広い、無茶をしない、冷静さを失わない、レッドゾーンでしっかり決めてくる。そんなバランスが取れたQBですね。彼のプレイスタイルがチームに非常にフィットしてます。
今季シーズンに入ってからは、オフェンス面でよくHCとコミュニケーションをしているようです。その甲斐あってか、ユタ大学時代に好んで使っていたショベルパスを今年は多用しています。アンディ・リードも「お前このプレイ好きだろ?やってみたらどう?」ってな感じで、いい関係が作れてるんじゃないでしょうか。
脳震盪?後半は出場せず、TEトラビス・ケルシー
相も変わらずハイパフォーマンスなプレイを連発してくれたTEのケルシー。いやーすごいなー。チーフスはケルシーと、タイリーク・ヒルの2つの飛び道具が強烈に効いてますね。そこに合わせてRBのカリーム・ハントが猛烈な突破力をもってきた。ファルコンズO#が最強、という話ですが、チーフスもまったく負けてません。ほんまに強い。
だけども前半でヘルメット・アタック喰らってしまって、脳震盪の疑いあり。試合には後半でてこれず、次の試合まで様子見って形になりました。
素晴らしい才能、やっとエースQBを見つけたテキサンズ
ゲームには負けましたが、デショーン・ワトソンのプレイぶりは良いものでした。TDは5本もとっていますし、31ydsもラッシュでゲームをつなぎました。なにより彼がスターターになってから3試合で13TD。これは驚異的な数字です。
RBがファンブルしたあとにLBをタックルしたのも彼でした。このなんでも出来ちゃう姿は、まさに新型QBの片鱗を感じさせます。ひょっとすると今期彼がレシーバーとしてフィールドを掛けるようなトリックプレイが観れるかも知れないです。
プレイの数字がすごいってだけでなく、なんか彼がボールを持った瞬間から、パッカーズのQBアーロン・ロジャーズみたいなワクワク感がある。投げたあとに「うわ!通った!」ってパス何度もあるし、「もうだめ!」って所からも倒れない。何ていうかゲームを面白くするQBですね。これはもう間違いない才能でしょう。テキサンズだけでなく、リーグ5本指に入るQBになる予感がバリバリしています。
WRデアンドレ・ホプスキンスも待望のQBを手にして、喜んでるはずwww。なにせこの試合だけで3TDですよ。今までもう本当に駄目QBばっかりで、WRがどれだけ努力しても得点に繋がらなかった。トムサヴェージも、オズワイラーも、フィッツパトリックも・・・。本当にQB探しで苦労してきたチームですから、テキサンズファンは待望のエースQB到来に胸を踊らせています。まだまだ、プレーオフまで夢を繋いで欲しいですね!
本物の怪物か?エイドリアン・ピーターソンと比肩するRBカリーム・ハント
5試合で97回ボールを運び、609ydsをラッシュしています。TDは4回、平均6.3ydsと驚異的な数字です。1試合平均121.8yds、このままいけばレギュラーシーズン16試合で1948.8ydsになります。
エイドリアン・ピーターソンが2012年に出したラッシング記録がレギュラーシーズン16試合で2,097yds、平均131ydsでした。この調子のままいけば、ハントはAPと比肩するRBであることをリーグに証明することになります。
これからまだ11試合あります。チーフスのゲームの行方だけでなく、RBハントの記録がどこまで伸びるのか。それも期待しながらシーズン楽しんでいきたいですね。
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