皆さんこの人覚えてますか? 膝つき男コリン・キャパニック
以前話題になった、国歌斉唱の際に歌わないどころか、膝をついて「俺は今のアメリカは好きじゃない」って国家への忠誠を断るような抗議活動を行っていた、49ersのQBコリン・キャパニックさん。
彼はQBとして素質はあったものの、なかなか成果を挙げられず、49ersから放出されました。その後、他のチームが食指を動かしたものの契約までは至らず、今なお流浪の旅にでているアフロマンです。
さて、このキャパニックの抗議行動。これをみんなが真似しています。というのも、この男の過激発言が原因です。
第45代アメリカ合衆国大統領 ドナルド・トランプ
9月19日に開催がありました、国際連合の総会において、ドナルド・トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩総書記が行った水爆実験、また度重なるICBM大陸間弾道ミサイル発射実験に対し「アメリカと同盟国を守ることを迫られれば、北朝鮮を完全破壊する以外の選択肢は無い」と明確に発言した。
これにより、米国と北朝鮮間に一触即発な強烈な緊張状態が高まっている。北朝鮮側のリ・ヨンホ外相は、「これは米国の明確な宣戦布告である」とまで発言するほどである。
と、対外的にも相当に過激発言を連発しているドナルド・トランプ大統領。そんな彼がこんな発言をNFLに対してします。
「国歌斉唱のときに膝ついてるやつ。あんなの即クビにしろ!俺にはNFLのオーナーの友人がたくさんいるんだ!あんなの即刻クビにしろ!」
これに、NFLの選手たちは多いに反応しました。
この大統領発言に対し、NFLの選手たちは大きく抗議活動に出た
「俺たち全員クビにしてみやがれ。できるもんならやってみろ!」
レイダースも、ペイトリオッツも、ビルズも、ジャガーズも、コルツも、ドルフィンズも、レイブンズも、ブラウンズも、極めつけはカウボーイズのジェリー・ジョーンズオーナまでも。数多くの選手たちが「自分の気持ち」として抗議活動にでた。
誰も皆「オレがやるから、お前もやろうぜ」みたいな気持ちは無いはずだ。みな自然に同じ気持ちが生まれたんでしょう。
確かに、トランプ大統領の発言は外交の道を閉ざしてしまっている。彼は一国の最高権力者であり、最高意思決定権者である。この結果は見えていたのかも知れない。
だが、かと言って柔和策に出たからと行って、あの北朝鮮を止める方法が見つかっただろうか。戦争を回避することは、アメリカだって望んでいることだろう。当然大統領でも。
しかし、水爆やミサイルで軍備拡大し、発言権を高めようとする北朝鮮のやり方は、まさしく「脅迫」である。正義なき力がまかり通る事を許してしまっては、それこそ秩序が保てなくなるのではないだろうか。
だけども、NFL選手に対する言論統制とも言える横暴は許せない。それは同感。
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