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2017年シーズン 注目RB top3

2017年シーズンが始まりまして、いまweek2が終わったところです。調子のいいチーム、悪いチームいろいろありますが、その中でも「お!目立ってるね!」っていうランニングバック3名を紹介したいと思います。

 

 

top1 カリーム・ハント#27 カンザスシティ・チーフス rush 229y

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 素晴らしい活躍ぶりです。彼は間違いなく今年のプロボウルに選ばれる選手になるでしょう。2017年チーフスの開幕戦、昨年の覇者ニューイングランド・ペイトリオッツとの対戦。ハントはスターターRBとして出場。

 最初のプレイはハントのランでした。QBアレックス・スミスからハンドオフを受け、彼の記念すべきNFL最初のプレーは、ファンブルによるターンオーバーという忘れがたいものでした。

 しかし逆にそれで吹っ切れたのか、ハントはその後猛烈に走りまくります。そして記念すべき初TDを飾りました。結局その試合、ハントは148ヤードを走り、weekly leaderになりました。

 ドラフト3巡、全体86位のハントは、トレド大学出身のRBです。大学1年次の2013年からスターターRBとして活躍し、3年生のときの2015年GoDaddy Bowlでは5タッチダウン、271ヤードを走りました。これはあのRBバリー・サンダースが大学生の時に出した記録と同じです。

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 彼の素晴らしいのは、ラッシュヤードだけでなく、パスキャッチの記録も多いことです。開幕戦のペイトリオッツ戦では、パスキャッチ98ヤード、2タッチダウンを残しています。

 かつてのエイドリアン・ピーターソンのように「ランだけで稼ぐ」RBでなく、レシーバーとしての能力や、パスプロテクションもこなす、そんな新しいRBがこれからは台頭してくるのでしょう。

 まさに、カリームハントは新時代のRBの象徴といえるのでないでしょうか。

 

top2 CJ・アンダーソン#22 デンバー・ブロンコス rush 199y

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 彼はなんと2013年のドラフト外選手です。おおよそ多くの選手がカレッジリーグで輝かしい成績を収めて、NFLスカウティングにひっかかりドラフト1巡や2巡と、TVで大きく取り上げられているものです。

 しかし、アンダーソンはそれほど輝かしいキャリアの持ち主でもない。入学はレイニーカレッジ。そこからカリフォルニア大学に編入(ブレイディと同じ学校ですね)。スターターになれたのは大学4年になってからでした。当然ドラフトで名前は呼ばれない。

 ドラフト外デンバーと契約し、2年目の2014年シーズンの中盤あたりで、マニングからパスを受けて初のタッチダウン。そしてこのシーズンで2試合連続150キャリーという偉業を成し遂げます。これはエイドリアン・ピーターソンが出して以来、彼が初めてです。

 彼の才能は開花し、第50回のスーパーボウルを制覇。プロボウルにも選ばれました。ブロンコスのエースRBとして活躍しています。

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top3 ダルヴィン・クック#33 ミネソタ・バイキングス rush 191y

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 ダルビン・クックはFSU出身のルーキー。2017年ドラフトでは、バイキングスがトレードアップしてまで欲しかった人材です。

 というのも、バイキングスには不動の無敵RBのエイドリアン・ピーターソンがいました。彼は実力はものすごいんだけど、チームが勝てない。ということで2017年に移籍を決意。結局APはセインツに移籍しました。

 ということで、バイキングスは彼の代わりとなるRBを探す必要が生まれてきたんですね。その不動のRBの代わりとなったのが、ルーキーのクックです。

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 フロリダ大学セミノールズで獅子奮迅の活躍を魅せ続け、2017年ドラフトでは2巡目9位、全体41位での指名でした。当然、スターターとして開幕戦のセインツ戦から出場。

 開幕戦では127ヤードを走る素晴らしい成績を残し、エイドリアン・ピーターソンの後釜として十分な選手であることを、内外に知らしめました。

 

 

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