ラインバッカーはディフェンスの要
この図でいうところのディフェンスラインの1段後ろ、ここがラインバッカーが担当するエリアです。写真では、LBだけでなく左から、SLB、MLB、WLBと名前があります。SLBはストロングサイド、つまり攻撃の布陣が厚めにある側を担当するアウトサイド・ラインバッカー(OLB)を言います。逆に攻撃の布陣が弱いサイドをウィークサイド・ラインバッカーといいます。MLBはミドル・ラインバッカー、中央部分を担当するインサイド・ラインバッカー(ILB)となります。
アウトサイド(外側)とインサイド(内側)で役割が違う
これはデンバー・ブロンコスとカンザスシティ・チーフス。黄色い円がILB、赤色がOLBです。
写真のように、LBが担当するエリアは広いです。前にはディフェンスラインからでてくるRBを止める仕事もありますし、横にはTEやWRのショートパス、ワイドオープンに走ってくるRBを止めるのも大事、さらに、セーフティとLBの間のディープゾーンのロングパスカバーも重要。
主にアウトサイドにいるLBは、ワイド側のラン・パスをケアすることと、QBに向かってパスラッシュするのも仕事になります。インサイドは、中央のケアを主にする。だけでなくて、ディフェンス全体に指示を出すキャプテン的な役割を果たすことが多いです。
ラインバッカーに求められる能力とは
LBの仕事は、パスラッシュ、タックル、パスカバー、ランカバー、全てが仕事です。それも360度方位全体をカバーしなければならない。範囲も広い。ということで、LBには強力なタフネスと視野の広さ、当意即妙な判断能力、どんなプレイが来ても反応していくアジリティの高さを求められます。
ということで、ラインバッカーは活躍することが多いので、ディフェンスの華ともいえます。特にOLBは、インターセプトすることもあるし、QBサックすることもあって、特に注目を浴びるポジションです。でも目立たないところでILBがいい仕事してるってところに注目するのが通ですね〜。
OLB(アウトサイド・ラインバッカー)代表選手
ビック・ビーズリー アトランタ・ファルコンズ (15.5回)
ボン・ミラー デンバー・ブロンコス (13.5回)
ロレンツォ・アレキサンダー バッファロー・ビルズ(12.5回)
マーカス・ゴールデン アリゾナ・カージナルズ (12.5回)
チャンドラー・ジョーンズ アリゾナ・カージナルズ(11.0回)
ライアン・ケリガン ワシントン・レッドスキンズ (11.0回)
ニック・ペリー グリーンベイ・パッカーズ(11.0回)
ILB(インサイド・ラインバッカー)代表選手
ボビー・ワグナー シアトル・シーホークス
ルーク・キークリー カロライナ・パンサーズ
クリスチャン・カークシー クリーブランド・ブラウンズ
デビッド・ハリス ニューヨーク・JETS
タヒル・ホワイトヘッド デトロイト・ライオンズ
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