アメフトってルールが分からんよね?
アメリカンフットボールって、ルールがまるでわからない。ラグビーとどう違うの?っていうか、そもそもラグビーのルールもよく知らないわ。
それにアメフトって、テレビでやってないし。アレの何が楽しいの?って人が多いと思います。
本国アメリカでは、国民的スポーツとして国民を熱狂させているものの、日本やヨーロッパ、と言わず、アメリカ国外ではほとんどマイナースポーツとして、意味不明の烙印を押されているNFL、アメフト。
今回の記事では、そんな方々にもアメフトを楽しんでもらえるように、すごくざっくりとですが、アメフトの基本ルールを解説したいと思います。
時間・人数・点数など基本構造
まず、この「フィールド」と呼ばれるところで、プレイします。ハーフウェイラインを中心に、右と左に50ヤードずつ広がり、右側ゴールラインから左側ゴールラインまで、100ヤードの広さで戦います。
そして、時間ですが、全部で60分。そう、実はものすごく短いんです。これを4クォーターに分けて、1Q15分、2Q15分、ハーフタイム、3Q15分、4Q15分がゲーム時間です。
この60分、100ヤードのフィールドで戦うプレイヤーは、必ず11名です。オフェンス側11名、ディフェンス側11名に分かれて、オフェンスチームはボールをエンドゾーンに運ぶため、ディフェンスはそれを阻止します。
ゲームの進め方 オフェンス・ディフェンス
野球とよく似てるんですが、攻撃側とディフェンス側とに分かれてプレイします。野球は3アウトで、攻守交代(チェンジ)となりますが、アメフトは4回で攻守交代ですね。
上の写真でいうと、右側の黄色いパンツ履いてるチームが攻撃権を持っています。ボールがクォーターバックに渡されて、攻撃開始です。ボールをもっている人がタックルされて倒されたりすると、そこで一旦ストップします。これで一回目の攻撃が終わります。(正確には膝が地面をつくと、そこでダウン、と取られます)
攻撃がうまくいかないときにパントキック
本来は4回攻撃して、10ヤード進んでないと、チェンジとなり、ボールがある位置から相手の攻撃になります。でも、もし仮にボールの位置が自分のエンドゾーンの近くからならば、相手の攻撃陣に有利になります。ディフェンスチームからすると、なるべくエンドゾーンから遠くからスタートしたいわけです。
ですから、大体3回攻撃して10ヤード進んでなかったら、パントキックといって、ボールを蹴って遠くに飛ばしてしまいます。そして、その時点で相手側にチェンジとなります。
呼び名は「タッチダウン」点数システム
サッカーだったらゴール、野球だったらホームイン、ラグビーだったらトライ、と呼び名は様々。アメリカンフットボールは、「タッチダウン」といいます。
ダウンといいながら、別に地面にボールをドーンとタッチさせなくてもいいです。ボールもってる人が、歩いてでも、走ってでもエンドゾーンに入ればOKです。(もっと言うと、ボールが一瞬でもエンドゾーンに入ればOK)もしくはエンドゾーンでパスキャッチして、両足が着地すればタッチダウン。
タッチダウン=6点で、その後に「ポイントアフタータッチダウン」といって、ゴールラインから2ヤードのところから、もう一度攻撃する権利が得られます。このときに多くはキックでポールのところを目掛けて蹴るやつ、(トライフォーポイント、といいます)は1点。今まで通りに攻撃してタッチダウンすると2点(ツーポイントコンバージョン)となります。
あとは、フィールドゴールといって、タッチダウンまでの間に、このポールを目掛けて遠くからキックするやつですね。これは3点です。こっちの得点には、もう一度攻撃する権利はついてきません。3点だけで終わりです。
タッチダウン=6点、+1点 or +2点
フィールドゴール=3点
アメフトでは「フットボール」と言いながら、ボールはほとんど蹴りません。ボールを蹴るのは、タッチダウンのあとのトライフォーをする時、フィールドゴールを狙う時、パントをするとき、の三回だけです。
このキックのタイミングで登場してくるのが、「キッカー」というのですが、この人は蹴るだけが仕事。他の仕事はなにもしません。60分間での仕事は蹴ること。この徹底した役割分担が実にアメリカっぽいです。
ルールまとめ
11人vs11人、15分☓4Q、4回の攻撃で交代、タッチダウンは6点
ということだけ覚えておけば、あとはゲームを楽しめるはずです。