スタッツの楽しみ方
皆様こんにちは。今回は僕がよく使う”NFL.com”さんのオフィシャルサイトの使い方をご紹介します。
NFL、アメフトは数字が大好きです。僕も数字が大好きです。だって数字は事実だから、嘘付かない。数字を楽しむ方法を今回は色々掘り下げてご紹介しましょう。
まずはこちらのサイト「NFL.com Official Site」にアクセスしてください。
そうすると、おそらくこんな画面が出てきます。トップ画像は日日変わりますので、ちょっとは違うと思いますが。
今は、シーホークスのCBリチャード・シャーマンと、そのHCピート・キャロルがトップ画像に居ますね。それよりも、後ろにいるシーホークスファンの人の癖がすごくて面白いですね。
さて僕がいつも見ているのは、このサイトのここ。「STATS」ってとこですね。
メニューバーのそれぞれを開いてみれば、分かるんですが、
- Fantasy 注目する選手などがでてます。
- News 最新情報。トレードとか怪我とか、復帰とかそんなのも。
- Video いろんな情報が動画でみれます。
- Schedule 試合日程など
- standing 過去の戦績一覧 地区ごとやチームごとに並んでます。
- Stats 実績、みたいな意味ですね。個人成績。野球でいう3割3分みたいな数字
- Watch GAME ゲームを見ましょう。
- Ticket ここからチケットを購入できるようですネ
- Shop グッズが買えます
という風になっています。僕がよく見てるのが、このスタッツってとこです。これ実は略語で、正確には「statistics」日本語でいうと統計学となります。ま、つまり成績と理解しておきましょう。
これにマウスのカーソルを当てると、こんな感じでサブメニューが出てきますよね。選手ごととか、チームごとにその成績が出てきます。
QBを比較して、チームの性格を探ってみよう。
試しに先日大活躍のQBトム・ブレイディをみてみたいですね。彼がQBの中ではどのくらいのレベルなんかを調べてみましょう。パス獲得ヤードとか、そういうやつのランキングではどうなのかなと。
そういうときは、左側の Player Statsを開いてみます。するとこの画面になりますね。
左側にオフェンス、右側にディフェンスのランキングが掲示されてます。
あれ?QBのところ。トム・ブレイディの名前がないですね!
パス獲得ydsで比較
Passing ydsのところがQBの成績なんですが、優勝したブレイディの名前がないのはどういうことなんでしょうか。もう少し詳しく見るためにちょっと開いてみましょう。complete listを開くと全てのQBのランキングが見れます。
おやおや???ブレイディのパス獲得ヤードはなんと、トップ10にも入ってません。32人のQBの中で20番目です。1位のセインツ・QBのドリュー・ブリーズは、年間で5,208ydsも獲得してますが、ブレイディは3,554ydsですね。これは面白い事実の発見です。
タッチダウンで比較
パス獲得だけでなく、タッチダウンの本数でも比較してみましょう。右上の「TD」をクリックするとこんな形ででてきます
ここでもブレイディは28本。ブリーズは37本。1位のロジャーズは40本と、ブレイディは7位につけています。でもブレイディが優勝したチームのQBです。
この2つのことから、これらのことが推測されます。
- ブリーズ率いるセインツはパスが強い。
- オフェンス力爆発してるから、ゲームが面白いはず。
- それより、ランはしないの?強いRBが入ると、どう変わるのかね。
- パスでこれだけ差があるのに、勝ち上がれないセインツ。弱点はディフェンス?
- ニューイングランドは、ショートパスを多用するチームなのか。
- それともランプレイも色々有るのかな。
- パスで負けてるのに優勝。ディフェンスも強いのか。
- ニューイングランドのオフェンスは、時計を止めないやり方か。
- やっぱり戦術がいいのか。HCの差がでてる。
インターセプトで比較
チームの勝利にパス成功が大きく影響しているとはいえますが、それだけではないということがよく分かるんじゃないでしょうか。ここでもう一つのスタッツを見てみましょう。「インターセプト」、つまりQBのパス失敗による、ターンオーバーですね。
なにせオフェンスの機会をまるごと無くしてしまうわけですから、QBとしては最も避けるべき出来事です。このインターセプトでQBを並べ替えしてみましょう。
最も大失敗してるのが、フィリップ・リバース、チャージャーズのQBですね。21とはちょっと残念な結果です。結構NFL歴も長いベテランなだけに、ちょっとQB変えたくなりますね。
2位はバッカニアーズQBジェイミス。彼はまだ2015ドラフトの3年目だから、まぁ勘弁してあげましょう。マニングも結構インターセプトされてます。
さっきのブリーズは、インターセプトは15回。あいたたたー。5000yds超えてるパスを成功させても、その分相手チームにもオフェンスの機会を渡しているってことですね。つまり肉を切らせて骨を断つ。みたいな攻撃のチームになってるってことです。勝ち上がれるかどうかは、ディフェンスが止められるかにかかってる。みたいなことですね。
さて、ニューイングランドQBのブレイディはどうか。
みてください。インターセプト2回。あれだけ試合でて、たったの2回。これは素晴らしいことですね。コレだけ見てると、ブレイディは「ミスをしないQB」ってことがわかります。つまり、つねにクレバーでプレイを続けられるんでしょうね。どんなときでも顔色を変えない、ポーカーフェイスの博打打ちのような印象です。
彼ともう一人、ミネソタ・バイキングスQB、サム・ブラッドフォードもいい成績です。ブレイディと同じくパス獲得ydsは少ないが、ターンオーバーが少ない。しかし、TDSが少ないですね。「ここ一番の勝負強さ」みたいなものが不足してると想像できます。もし、それが備わっってくると、とても強いQBになるかも知れないですね。
選手単体を調べてみる
今度はブレイディだけを見てみます。名前の部分にマウスをもっていくと、クリックできます。
と、経歴が長いもんだから、すごいですね。
- 2000年からNFLやってる。
- 2000年は、1試合しか出てないから、なんかあったな?
- 2001年から、15試合してる。去年1試合しかしてないのに、レギュラー獲得。これもなんか合ったな?
- 毎年コンスタントに、3500~4500yds投げてる。ぶれないのはいいQBの証拠。
- 2010年、2016年のインターセプト数が極端に少ない。
- 2011年、パス獲得5200yds、QBサック32、すごい熱いプレイしてたんだ。この時代のプレイも見てみたいよね。ペイトリオッツvsジャイアンツのSB。負けたんだけど、どんな試合だったのかなぁ。
- もう18年目かー。そろそろブレイディもダメだろうなー。引退いつかな。
- て、もしそうなれば、次のQBは誰だろう。ガロポロ?試合だしてあげたほうがいいなじゃないの?
などと、こんな事を想像してしまうわけです。
まとめ
ね、こうして面白いことが色々わかるわけです。今回はQBだけで見てみましたけども、WR、RB、TE、OT、DE、など、いろんな比較をすると発見もあって、面白いでしょ。
ぜひ皆さんも、NFLファンになって、その選手選手毎に妄想を繰り広げて、ゲームをより楽しみましょう(^^)