スーパーボウルが終わりました。史上初のオーバータイムによる大逆転劇で、ペイトリオッツが優勝するという幕引きでした。
結果的にはトム・ブレイディ無双!という感じとエデルマンやりよった!って印象なんですけど、第4Qまでファイティングスピリッツを燃やし続けたファルコンズの選手たちにも改めて凄さを感じています。
三回もサックをかましたDTのジャレッドや、フリオジョーンズ、ガブリエルWRの2人、コールマン、フリーマンRBの2人、CBのアルフォード、みな凄かった。
その後、ファルコンズのオフェンシブコーチだったシャナハンが49ersのヘッドコーチになり、これで32チーム全てのHCが決定しました。
さぁいよいよオフの補強人事に突入です。
武田信玄いわく「戦は準備で勝敗の8割が決まっている」と言うように、このオフシーズンの人事によって、2017シーズンのチーム力が左右されます。
アメフトはこういう所でも知能のゲームなんですね。
フランチャイズタグって何?
さて、NFLでは3~4年でFA権利が得られます。大学からドラフトでNFLデビューした選手は、3~4年はそのチームに在籍しなければなりません。
しかし、その時期がすぎれば、自由にトレードできるオープン市場に放り出されます。
良い選手からすると、より良い値段をつけてくれるところと交渉したいわけですから、ありがたい話です。
そこでフランチャイズタグというルールがあります。
これは「この選手だけは他のチームと交渉しないで」という札です。
チームからこのタグをもらうと、他のチームから交渉があった場合でも、第一交渉権はチームのものです。
選手は他所がどんな条件が提示されたか、を既存チームに提示します。
そして同程度もしくはそれ以上の金額をもらって、基本残留になります。簡単に抜粋しますと、
- FA選手に1年の契約延長を保証
- 各チームで一人だけ
- 独占的、優先的な交渉権を確保
- 同じポジションの前年度上位5名の年俸平均額保証
- もしくは対前年比20%アップ (のどちらか高い方)
ですね。
つまりまぁ、タグをもらう=高給取り ということです。
ということで見事タグをもらった選手たちを紹介します。
カワン・ショート パンサーズDT
今回このフランチャイズタグがつけられたのが、パンサーズのカワン・ショート。DTの99番。スゴイですね。上手いことタグもらいましたね。これでパンサーズは彼にものすごいたくさんお金積まなきゃいけなくなりました。ショートも別に他の球団に移籍したい気持ちが合ったのかどうか知りませんが、代理人がいい仕事したんでしょうね。彼の代理人は誰なんでしょう。きっとすごいサラリーをもらってるんでしょうね。
レブオン・ベル スティーラーズRB
そしてやはりこの人、レブロン・ベルRB。ご存知ピッツバーグスティーラーズのRBです。猛烈な存在感を発揮するスター選手ですね。おそらく年俸13億くらいかと。
ピエール・ポール ジュイアンツDE
NYジャイアンツのDEピエール・ポール。このタグの価格は19億と言われています。やはりディフェンスのラインマンは重要なポジションなんですね。
チャンドラー・ジョーンズ カージナルズOLB
チャンドラー・ジョーンズ、アリゾナ・カージナルズのsam(ストロングサイドラインバッカーOLB)。彼はドラフトでペイトリオッツに入団。4年在籍後、2016年にカージナルズがOGと2巡指名権とのセットでトレード。やはりディフェンス力を強化することはますます必須なんですね。
メルビン・イングラム チャージャーズOLB
チャージャーズはメルビン・イングラム。こちらもLBですね。
COROLINA大学からチャージャーズに。2012年のドラフトではNYジェッツの話もあったんですがね。結局1巡全体18位でサンディエゴが獲得。ボンミラー曰く、自分よりも優秀な選手かもしれない。ってことです。チャージャーズが放っておくわけないか。これで彼も15億円プレイヤーだ。
カーク・カズンズ レッドスキンズQB
いやーイケメンですねぇ。イケメンQB。希少価値高いですよ。
レッドスキンズはやっぱりカズンズほしいんだなァ。
イマイチ結果出せてなかったように思いますが、イケメンだしファンも多いのかな。
トルメイン・ジョンソン ロスアンゼルス・ラムズ CB
彼にもフランチャイズタグが付きました。2012年のドラフトで全体65位指名、ラムズは3巡目ということになるのかな。彼のキャリアは今年で6年目。あれ長いじゃん。と思って調べてみると、昨年もフランチャイズタグ(14M$)がつけられてました。いやはやなるほど、素晴らしい選手なんでしょう。